※2022年5月更新、料金やシステムは変更されることが多いので今は違う所もあるかも。魚も死んでしまうと追加されなかったり、別の魚種を放流することもあります。
多数の怪魚ひしめくインドネシア
と思われがちだが実はジャワ島にはそんなに魚はいない。いたとしても海かよっぽど辺鄙な場所だ。
しかしここジャワ島でも怪魚と呼ばれる魚に手軽に会える場所がある。
そう、怪魚釣り堀である。
日本ではタイの怪魚釣り堀が有名だが実はインドネシアにも多数の怪魚釣り堀が存在している。
釣りが非常に盛んなインドネシアでは多数の釣り堀が点在しているが、その種類は3つに分けられる。
1つは釣れた魚を買って持ち帰ることが原則の釣り堀でティラピアやグラミー、コロソマなどがその対象となっている。
2つ目はロンバと呼ばれる大会形式の釣り堀。参加金を払い、釣った総量で優勝者を決めて賞金や景品を受け取ることが出来るシステム。主な対象魚はコイやナマズである。
釣り堀の名前にGalatamaという名前が付いているとこは大体このシステムである。
そして3つ目が怪魚釣り堀、釣り=食べるが常識のインドネシアではキャッチアンドリリースが浸透していない為に数こそ少ないが各地に点在している。
タイの有名な釣り堀と違い、一日中釣っても¥1,000〜¥3,000と非常に安価である。
Monstero Fishing Park
インドネシア第二の都市スラバヤの南、Sidoarjoに位置するMonstero Fishing Parkはインドネシアでも最大の怪魚釣り堀であり。注目すべきはその魚種の多さだ。
なんと放流されている魚種は60種類以上、世界中の怪魚や熱帯魚を釣ることが出来る。(釣れるとは言ってない。)
※2021年12月現在、入ってる魚も変わっています。
巨大魚ばかりが放流されているモンスターポンドと色々な魚が放流されているUL池に別れているが、Ultra Lightとは名ばかりにデカいアロワナやドラド、ジャウーなどの大型ナマズが泳いでいる。
モンスターポンドは餌OKでULポンドはルアー、フライのみ。何が釣れるか分からないという意味でもめちゃくちゃ面白い。
アクセスはスラバヤの空港からタクシーで1時間しない程度の好立地の為に土曜日の早朝便でそのまま直行、日曜日の夕方の便で帰るという力技も可能である。
そして2022年には新たにマイクロフィッシュ専用の釣り池もオープン、タナゴ仕掛けで52種類の美しい熱帯魚たちを狙うことが出来るようになった。こちらも非常に楽しいのでオススメである。
※2023年1月現在マイクロフィッシュポンドは閉鎖中、再開見込み無し。
Rawakarong Casting Ground
ジャカルタ南部に位置するRCG Fishing Pond、上記のMonstero Fishing Parkに次ぐ魚種の多さとインドネシアでは今は珍しい、ピラルクを釣ることが出来る釣り堀。
おそらくインドネシアで一番有名な怪魚釣り堀である。
対象魚はピラルク、レッドテールキャットなどの大型のナマズ類、トーマンにコロソマ、ピーコックバスなど、ここにもUL池という魚種ごちゃ混ぜの池があり、ナイフフィッシュやオスカー、アロワナが入っている。
最近は餌釣り池の開設やUL池でボートに乗れるなど、変化があるようだ。
小さい釣り池が多数隣接しており、魚種別で分かれている為に狙う魚によって池を変わる必要がある。
総じてスレているが粘っていればアタリはあるので釣りたい魚を決めてひたすら投げるのが良い。
ルアー、フライのみでシングルフックにバーブレス、スピナーとスピナーベイトは使用が禁止されている。
アクセスも良好で渋滞さえ無ければジャカルタの都市部からでも1時間しないくらいで到着出来る。
Flamboyant 168
ジャカルタから北西にあるレストラン併設のFlamboyant 168、海沿いに位置している。
インドネシアにいっぱいありそうで中々無いバラマンディ釣り堀で持ち帰り専用でサバヒーやグルーパーも釣ることが出来る。
アベレージは小さいが70cmクラスも釣れるとのこと、行ったことないので是非行ってみたい。行ったけどバラしまくってまだまともに釣れてない。
Lubana Sengkol
ジャカルタ近郊の観光地の中にある釣り池、レッドテールキャットやパンガシウス、ワラゴーレイリーなどが釣れるとのこと、昔はピラルクも釣れたが今はもういない。
釣座によって釣果が変わると思われ、高い金額を払う必要があるがまったりと釣ることが出来る。
Pemancingan Anugrah
ジャカルタから1時間ほどのチカランにある怪魚釣り堀、ルアーも可で様々な魚種を狙うことができる。
他には中々入ってない在来種も釣ることが出来、何が釣れるか分からない楽しみがある。
Godong Ijo
ジャカルタ南西のgodong Ijo、パールムやレッドテール、クラリアスにピーコックバスがいるらしい。
が、実際は小さなコロソマが大量におり、コロソマ以外を釣るのが難しい。
正直観光客が行くには全くオススメは出来ないが駐在員が家族連れで子供と一緒に行くならまあ、ありかもしれない。
Panorama lembah gunung kujang
ジャカルタ東のスバン県にあるホテル併設の怪魚釣り堀。
レッドテールキャットやコロソマ、パンガシウス、ナイフフィッシュにアリゲーターと大型の怪魚が小学校のプールくらいの大きさの釣り池にひしめいている。
ルアーもOKだが餌釣りの仕掛けが大量に入っているので自由にあちこち投げれるのは早朝のみ。人が多くなると大人しく売られている小魚を泳がせるのがいい。
泳がせ釣りをすればボコボコ釣れる。タイガーショベルノーズやレッドテールなど南米のナマズが多数釣れるのが特徴。ピラルクは死んだらしい。
Villaku Kuning
ジャカルタ南東のCianjurという地域に位置するVillaku Kuning、名前の通りヴィラであり宿泊者限定サービスで敷地内の池で釣りが出来る。
宿泊費は最低でも8,000円と非常に高いが他には無い魚種のラインナップが魅力的
パーカーホ、ダトニオイデス、バラマンディ、ピーコックのテメンシス種、ワラゴーレイリーなどが入っている。釣り場を1人占め出来ることもあり、贅沢な釣りが出来る。
素晴らしいのだが従業員が非常に厄介でもう一度行きたいとならない残念な釣り堀。
Kampung batu malakasari
西ジャワ州の都市Bandungに位置するkampung batu、観光地内の池が管理釣り池となっている。私の住居から40分くらいのホームグラウンドであるが最近は御無沙汰だ。
広めの釣り池にはトーマンやコロソマ、マルリオイデス種の雷魚にピーコックバスが生息しており、自然に近い環境で繁殖している。
West Lake Jogja
所変わって中部ジャワの観光都市Yogyakartaに位置する怪魚釣り堀。ホテル、レストランに併設されている。
コロソマやピーコックバス、アリゲーターガーなどを釣ることが出来る。昔はピラルクも釣れたらしいが現在は隔離されている。
夜まで釣りをすることが出来、雰囲気がとてもいいがルアーで釣るのは難しい。餌ならコロソマが入れ食い。
Taman Balekambang ※閉鎖中
こちらも中部ジャワの都市Surakarta(ソロ)に位置する怪魚釣り堀。都市中心近くの大きな公園内にある。
レッドテールやアリゲーター、ナイフフィッシュにワラゴーレイリーがいると書いてあるがコロソマ以外が釣れている所を見たことがない。コロソマはバシバシ釣れる。
ピラルクはすでにいない。
Omah kolam Jogja
ジョグジャカルタに新しく出来た釣り堀兼カフェ
トーマンやレッドテール、ベリーダにコロソマなどが入っているが餌釣り、それもここで用意されるものに限られる。
手ぶらで来ても竿を借りて釣りが出来るが釣れる魚は普通にデカい。
Big Fish Strike H2M
ジャカルタ近郊の怪魚釣り堀、餌釣りオンリーだがパールムをはじめピラルクなど、釣れる魚は超重量級ばかりである。
餌でも何でもとにかくデカいのを釣りたいという人にはPanolama Lembah Gunung Kujangかここがオススメである。
※2023年ピラルク逝去したとのこと
Balerang Fishing Pond
インドネシア唯一と思われるキャッチアンドリリースの純海水釣り堀、ハタやバラマンディ、マングローブジャックにサメまでいるとのこと。
ハタは入れ食いなのでテクニカルな要素は無い、しかしながら100kgまでの魚も入っているらしく、ヘビータックルを用意したい。帰りの移動手段の確保も重要だ。
The Predators Bali ※閉業
ウブドにあるバリ島唯一の怪魚釣り堀、ここにもピラルクをはじめとした南米、アジア系怪魚が勢揃い。
だったのは過去の話で成長しすぎたピラルクが池の魚を食べまくり追放、現在はどちらかというとコロソマがメインになっている。
正直バリに行ってまでという感じはするがロングステイする人や家族連れ、カップルがちょっと怪魚でも釣るかって行くにはいいかもしれない。
今後も新しい情報があれば更新していきます。
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