レバラン休暇前にIさんより耳寄りな情報が寄せられた。
何でも新しい釣り堀が開店したとのことだ。
本来インドネシアの知られざる釣り情報を紹介するという名目で始めたこのブログ、今ではダラダラとした日常を書いている現状を打破する為にも初心に戻り新しい釣り堀にいざ挑戦!
Batoo Farm Adventure
ジャカルタから1時間ちょい、ボゴールに位置するこのBatoo Farm Adventureは2019年には既に存在しておりキャンプサイトやグランピング、ラフティングに動物とのふれあいコーナーなど様々なアウトドア体験が出来る施設だ。
そんなBatoo Farm Adventureに新たにモンスターフィッシュの釣り堀が出来たというのがここ最近の話である。
気合いを入れて1時間前に到着、釣りの開始までに時間があるので周囲を散策してみる。
施設内は多数の養殖池があり、釣り堀だけでなく色々とビジネスを行なっているようだ。
釣りをしてラフティングしてキャンプ、動物や魚も見ることが出来るファミリー向けにはピッタリのアクティビティである。
しかし私達の本命は釣り、RCGに次ぐジャカルタのメイン釣り堀になるかは釣り堀次第だろう。
釣り池は横長でかなり広い、釣り堀としてみてもインドネシアで上位に食い込む広さだろう。
- 営業日:毎日営業
- 営業時間:7:00-17:00
- 料金:¥2,500 キャディー、軽食付き
- レギュレーション:バーブレスフック
- 釣魚によりポイントがあり賞品も
対象魚はコロソマ、クラリアス、レッドテール、カイヤン、タイガーショベルノーズ、ピーコックバス、トーマン、ストライプスネークヘッド、シルバーアロワナ、オスカー、スポッテッドナイフ
値段もそこまで高くないし魚種によって獲得出来るポイントが振り分けられており、釣った魚のポイントに応じて賞品も貰えるというゲーム性も高い釣り堀である。
しかし気になるのはポイント差だ、クラリアス1点に対して他の魚のポイントがデカいのは暗にクラリアスしか釣れねえと言っているようなものでは?
実はここに来るにあたって釣り大会が開催される日に合わせて出場をエントリーして来たのだ。
なんと賞金総額は25万円、これはIさんと私で掻っ攫うしかない!
普段はルアーも投げていいらしいが大会の際は用意された餌釣り限定、色んな種類の餌から狙う魚や仕掛けに合わせた餌を選ぶ。
餌はペレットや生き餌の他にウジやゴキブリ、コオロギなどの虫餌がある。
ウジが大量にいるのを見てキメエと言っているとマネージャーらしき人がここで育てたウジだ、食ってみろと乾燥したウジを手渡してきた。
まあ渡されたものは食わないとなと口にしてみるが美味いとも不味いとも言い難い、ドッグフードみたいな味だなと言えば海外に魚の餌として輸出しているらしい。
人間が食うものじゃないのかよ!
大会はクジで釣り座を決めるいつものスタイル、2時間おきにクジを引き直して釣り座を交代するらしい。
私もタックルの準備に取り掛かる、今日は高得点でありまだ唯一釣ったことがないオスカーを釣りたいと前々から準備をしていた。
デカいナマズ系いるし新たに買ったカナリアHでもいいのだがオスカーは小さいし両方いけるようにMでいくかと持ってきたつもりが1番細いMLを間違えて持ってきてしまう。
出張前に慌ててよく見ずにスーツケースに放り込んだのが仇になってしまう、確認は大事。
オスカーはこの広い池に4匹しかいないらしい、既に絶望感はあるがデカい魚はタックル的に厳しいしここは初志貫徹でウジ餌のぶっ込みで大穴オスカーの一点狙いだ!
大会が開始され実況で各釣り場の状況が報告される中、私のウジ餌にもアタリが来た。
上がって来たのは小さなクラリアス、ライトタックルだとこのくらいのサイズでも若干苦戦してしまう。
釣り座は直射日光に当てられてめちゃくちゃ暑い、申し訳程度に傘で日陰を作ってくれているが身体は隠れていない。
ちなみに向かい側に見えている屋根付きの釣り座は女性専用、普段は倍の金額を支払えば利用出来るらしい。
私の仕掛けにはクラリアスが続く、周囲を見渡すとめちゃくちゃデカいクラリアスやカイヤンも上がっている。
実況の放送ではベリーダが上がったなど出場者達の奮闘を盛り上げている。
釣り座によって明確な差はあるものの、餌の選択や仕掛けの組み方は大事だ。
私ももっと真剣に取り組めば良かったなと途中で後悔するほどこの大会は奥が深い。
地味に釣れているがそれ以上にバラしている。糸が走って合わせをするまでに普段使わない重りの自重で針が外れているのだろう。これも反省点だ。
2時間が経過し釣り座が交代、しかし昼前の時間帯はやはり厳しくみんな全然釣れなくなってしまう。
実況の人も結果が無く雑談オンリーになってしまった。
後半は全参加者に目立った釣果無く4時間の大会は終了、午後の部もあるが昼からは夕方になるまでもっと厳しそうなのでここで終了だ。
昼飯を食べた後はいよいよ表彰式である。
私は入賞の目が無いことは実況で分かっていたがIさんはかなり有力候補の為期待に胸が高まる。
最初から勝つつもりで作戦を実行したIさんは何と魚種数、最多量釣獲数の二部門にて優勝、賞金と賞品をGETされておりました。
1カ月に一度のこの大会、出場してみれば中々奥が深く戦略性に富んだ素晴らしい大会でした。
この日30人くらいで釣りをして48匹の魚が釣られ、その魚種はクラリアス、コロソマ、カイヤン、ベリーダの4種類。
やはりポイントが低い魚がメインになっているようで他の魚を釣るのは少し難しいのかもしれない。
通常営業の時はルアーもやっていいとのことだが、他の魚を釣るには色々と試す必要がある。
同じ地域にあるRCGと比べてしまうと釣り堀としてはまだ物足りないかもしれないが、ここは他のアクティビティも充実しているので家族連れで楽しむには非常に良い施設と言えるだろう。
また、新しい釣り池の計画もあるとのことでこれからの発展も期待出来る良い釣り堀でした。
また機会があれば来たいし、大会にも参加したいな。
コメント
最後痛々しいお姿で・・・
お大事にして下さい
ちょっと遠いですが面白そうな釣り堀ですね
エサ釣りはRCGが爆釣過ぎてすぐに飽きましたが
色々なエサを試して攻めるのは楽しそうです
コメントありがとうございます!!
やっと松葉杖無しで歩けるようになりましたがインドネシアの道は罠が多くて油断が出来ませんね・・・
この釣り堀はのんびりやるにはいいとこだと思いますよ!
直射日光を浴びながらの餌釣りは暑いので倍料金で屋根付きの場所を取ると快適さは段違いだと思います。