プルワカルタのダム湖に小物釣りに行ってきた。

釣行記

最近ハマっているマイクロフィッシング、引きを楽しむというよりは釣ったことない魚が釣れるという未だ見ぬ魚との出会いに楽しみを見出している。

出来れば家の近くでサクッとグラミーでも釣りたいなとバンドンの知り合いに釣り場を聞いてみると、グラミーが釣れる所はあるが折角ならダム湖行った方が色々な種類の魚が釣れるという。

いつものダム湖

という訳でやって来ましたいつものダム湖プルワカルタのJatiluhur、今回はボートでトーマンやハンパラを狙うことはせず、おかっぱりでのマイクロフィッシングのみの釣行である。

朝の4時にアパートを出て今回の同行者であるPery君を迎えに行く。

つい先週までマルクでパプアンバスを釣っていたらしい

今回の同行者Pery君は職場の同僚の知り合いという偶然で知り合った友人だが、彼もKhusnulさんと同様に釣り関係の会社に勤めており色々と詳しい。

いつもは寝るだけの車内で釣り談義に花を咲かせているとあっと言う間にダム湖に到着した。

ホテイアオイがかなり減っている

前回来た時は湖面を埋め尽くしていたホテイアオイが減っている。

これならルアーでも釣りやすそうだなと思ったが今日はルアーは持って来ていない。

マイクロフィッシングのみとは言ったもののカナリア68MLは持って来ているので小魚が釣れたら泳がせて未だ未練のあるベリーダを狙うつもりだ。

狙うは岸際の小魚

2人ともタナゴ竿をセットし、いざ釣り開始。

餌はサシが見つからなかったのでダム湖の近くでミミズを買って来たのと前回買った練り餌を持って来ている。

最初は練り餌を試してみると餌を投入してすぐに浮きが走った。

Barbonymus schwanenfeldii

現地語でIkan Tawesと呼ばれる魚である。Tawesは臀鰭や尾鰭が赤くなるレッドフィンバルブと鰭が黒いジャワバルブが生息しているようだがこれはレッドフィンバルブである。

Barbonymus gonionotus

こっちがジャワバルブ、どちらも30cm程になる東南アジアではポピュラーな魚である。日本で言う鮒のような感じか、食用として養殖している国もあるらしい。ヘラブナみたいに菱形の魚体が愛らしい。

名前は聞いていたが手にするのは初めてなので嬉しい。この魚はバンドンのドブ川にはいないらしいので幸先の良いスタートである。

何匹か釣っているとちょうどいいサイズが釣れたので泳がせてベリーダの餌にしようとロッドケースを開けるとカナリア68MLのみを持ってきたつもりが610Mのパーツが混じっており竿の組み立てが出来ずに断念。

岸際には小魚が沢山いる

岸際を移動しているとぬかるみに足を取られて普通に落水してしまう。パンツまでぐちょぐちょだ。

最悪ではあるがカメラとかスマホを持っていなかっただけまだ不幸中の幸いである。

渡し船に乗る

茫然自失ではあるが、ある程度濡れると逆に開き直る部分もあり浅いとこなら水に入ることも躊躇わなくなった。たまに蛇が飛び出して来るのがめちゃくちゃ怖かった。

Pery君が渡し船に乗って対岸の水上屋台で釣りをしようと言うので防水バッグ無いし水没したら洒落にならないカメラだけ車に置いて対岸を目指す。

対岸に到着

渡し船は¥100で各地にある釣り筏を巡回しながら運行しており、帰る時間を伝えていれば迎えに来てくれる。

いつも釣りをしているボートの倍くらいある。これくらいのサイズの船ならめちゃくちゃ安心なのだが、やはり乗り降りの際は緊張してしまう。

飲み物や軽食を頼むことが出来る
ワンちゃんがいた、珍しい

コーヒーを飲んで一服したら釣りを再会する。Pery君の話ではここにはグラミーやアナバス、ラスボラなど沢山の種類の魚がいるらしい。

何が釣れるかな

岸際や水上家屋の枠、足場の竹の周辺には小魚が大量にいる。練り餌では針掛りが悪いのでミミズを小さく千切って餌にすると投入してすぐに魚が群がってくる。

Cyclocheilichthys apogon

さっきのレッドフィンバルブに似ているがちょっと形が細い、これはIkan Seren、ベアードレスバルブである。やはり餌釣りはコイ科の魚が豊富に釣れる。

Rasbora argyrotaenia

大量に釣れたのはシルバーラスボラ、綺麗な魚であるが餌を入れると一斉に群がって来るので餌取りでもある。

ラスボラは観賞魚としても有名で様々な種類がおり、インドネシアではIkan Waderと呼ばれている。

ウキや針、オモリの選定も大事だ

今日の釣りで分かったことは何も考えずに0.3号の小さい針を使っていたが小さすぎる針ではバルブ系のある程度サイズのある魚は針が外れやすい。

かと言って0.3号ならカダヤシでも釣れるくらいなので2cm前後の極小の魚を釣りたいなら針は0.3号がいいし、悩ましい。タナゴ竿安いし2本買おうかな。

Hampala macrolepidota

赤ちゃんハンパラも釣れた。珍しいようでPery君が興奮して持って帰って飼うとキープしていたが結局これ一匹しか釣れず帰りにリリースした。

写真は撮らなかったがマヤンシクリッドも数匹釣れた。本当に釣れる魚種が豊富である。

しかしグラミーやアナバスは見当たらない。あまり茂みを歩き周るとヘビやデカいトカゲが飛び出してくるので怖くてあまり水上家屋からは離れない。

腹が痛くなってきた

催してきたのでトイレを探していると水上家屋にトイレがあるという、しかしやはり水上ということで囲いがあるだけで湖にダイレクトである。

水中に解き放ったものを安堵の溜息を吐きながらしみじみと眺めていると私の落とし子に大量の魚が群がって来た。

ラスボラがいっぱいいるなあと観察しているとラスボラじゃない魚もいることに気づく、グラミーだ。

釣りたいぜ、グラミー

あんなに探して見つからなかったのにこんな所で見つかるとは。しかも私の撒き餌を食っている。

流石に私のウ◯コ食うくらい腹減ってるなら餌で釣れるだろう。私も極限状態で自前だとしてもミミズを食べるのを選ぶ。

湖の水ですぐに尻を洗い釣竿を取りに戻るとちょうど迎えの船が来てしまった。

残念無念

時刻は昼の11:00過ぎ、4時間程の釣りであったが沢山の種類の魚が釣れて楽しかった。

グラミーやアナバスが釣れなかったのは残念だがアナバスはソロでいっぱい釣れたしグラミーもPery君がバンドンの釣れるとこに連れて行ってくれるらしい。

またの楽しみに取っておこう。

水辺にはどこでもニャンコがいっぱいいる
野生の山羊が道を塞ぐ

帰路では再びPery君と釣り談義に花を咲かせる。インドネシアの釣りに関しては私も随分と情報を集めたが全く知らなかったスマトラ島での釣りに関して興味深い話を沢山聞くことが出来た。

スマトラ島の釣りに関しては日本語のインターネットでも情報が皆無と言っていい。

魅力的な魚が沢山いるようなので開拓のしがいはあるだろう。

まだ見ぬ魚を探しにいこう

コメント

  1. 無色セブン より:

    最近ブログ拝見しておりませんでして、まとめて拝見しましたが、色々なところ行ってらっしゃったんですね。
    日本から出たことのない私には、刺激が強すぎました。
    前に言ってた小物釣りおもしろそうですね。私の住んでる近所の用水路とか見ても
    生命反応が皆無なとこばかりです。
    そちらの魚はペットショップで見かけるような魚ばかりでとても綺麗ですね。
    私も水槽置いて飼育したら楽しそうですが、地震で水槽割れるのが怖いので飼育は
    諦めました。

    • azemichitanbo より:

      コメントありがとうございます!
      ここ1ヶ月は休みが多かったので色々行きました、反動でしばらくは近場しか行けませんが…
      日本にもタナゴやオイカワがいる小川があれば小物釣りは楽しめそうです。
      タックルも安上がりなので是非挑戦してみてください!

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