バンドンの市場散策に行ってきた。その①

最近はコロナの日毎の感染者数の報道すら無くなり、バンドンの街も以前の賑わいを取り戻しつつある。

そういえば大分前にデカいレッドテールを釣った際に壊れてしまったダイワのスピニングが放置してある。

釣具屋に修理に持って行こうと思い立ち、ついでに近くの市場でも散策することにした。

インドネシアのローカル市場は基本的に早朝から昼までという感じが多いが、夜から朝までという夜市もあるので今日は色々と回ってみよう。

私は郊外に住んでいるので配車アプリで車を呼んで1時間ほどで市街地に来ることが出来る。

最初に来たのはAstana anyar通りの市場だ。この通りの先に釣具屋があるので写真を撮って散策しながら釣具屋を目指す。

ここは日用品などを広く取り扱う市場らしいが、正直ゴミが並んでいるようにしか見えない。何か掘り出し物は無いかなと探してみる。

東南アジアではわりと話を聞くビンロウが売っていた。いわゆる合法ハーブで葉っぱで実を巻いて噛むと酔っ払ったような感じになるらしい。

台湾ではセクシーなお姉さんが売り歩いている嗜好品ではあるが、インドネシアで木に実がなっているのはよく見かけても売っているのは初めて見たかもしれない。

試してみるか？とも考えたが特に興味は無くスルーしてしまった。記事の為に身体を張ることもあるまい。

売っている物はどんどんカオスになり、片一方の靴だけとか誰が買うんだ？というようなとりあえず置いた感のある商品が並んでいる。

掘り出し物もあるのかもしれないが、汚なすぎて買う気は起きない。

インドネシアのいいところは写真を撮って回っていても文句を言われない所だ。女性は恥ずかしい〜、と顔を隠すことが多いが男性は大抵ノリノリでポーズをくれる。

パーカーにフード被ってマスクした私が日本で同じことしたら間違いなく不審者か盗撮犯として扱われるだろう。インドネシアの懐はデカい。

釣具屋に到着、普段釣竿を持っている私がカメラを持っていることに店員さんの興味を引いたようで撮影会が始まった。

最近気づいてしまったのだが、ブログ記事のサムネに女の子が乗っている記事だけ異様にビューが多い。

やはり美人のサムネ吸引力は凄まじいのか、渾身の釣魚写真が負けてしまうのは複雑だ。

とりあえず写真をブログに使っていいか？と聞くと日本語のサイトでしょ？好きにしていいと言ってくれたので遠慮なく使わせてもらおう。

これからは隙あらばインドネシア美女サムネで男性読者を一本釣りである。

修理に持ってきたダイワのリールは内部パーツが折れているとのことで入院することになった。

内部のギアを折るほどレッドテールは強いのか。今はカルコンしか使っていないが、ケアは欠かさないようにしたい。

所変わって日用品市場の次に訪れたのは本の市場Palasari book market。範囲は狭いが本屋が密集して市場を形成している。

インドネシアで本屋を訪れる度に探していた動物や魚の図鑑、ここにはあるだろうか？

まだ時間が早く、店は全部開いていなかったが二畳あるかないかくらいのスペースの本屋がズラッと並んでいる。

最初に訪れた本屋で動物や魚の図鑑を探していると伝えると店員のオッちゃんがちょっと待ってろと言ってどこからか沢山の本を持って来た。

普通の本屋では売っていなかった写真付きのインドネシアの淡水魚や海水魚、動物、爬虫類に昆虫の本が見つかったのでまとめて買うことにする。

どこかの図書館のお下がりなのか、スタンプが付いていたがそこは気にならない。とにかく埃まみれで汚かったので帰ってすぐにアルコールシートで拭いた。

最初の店で図鑑を買ったのがまずかった。購入の際に私が図鑑を探しているのが周りに伝わったらしく、歩いて店を通りすぎる度に図鑑を用意して待ち構えられていた。

用意してもらって申し訳ないので興味を引くものがあれば買うようにしていたが、キリが無くなってきたのでもういらないと逃げるように市場を後にした。

面白かったので今度はもっと店が開いている時間に来て写真集とか探したい。

ジョグジャからバンドンに越して来て最初は忙しく、その後コロナ禍が始まってしまったのであまり市街地は見れていなかった。

仕事の移動で通った時に眺めるだけだった道も実際に歩いてみると色々な発見があって楽しい。

時刻は正午間近、早朝から行動していたのでえらく時間が経った気がするがそれだけ濃密な時間を過ごすことが出来た。

昼食をとったら引き続き市場散策を再開しよう。今日はまだ始まったばかりだ。

その②へ続く。