久しぶりにKampung Batuに釣りに行ってきた。

釣行記

プルワカルタのダム湖にベリーダを狙いに行きたいと船頭さんに交渉を続け3週間、またドタキャンをくらい来週の週末に順延になった。

せっかくだから釣りに行きたいと思っていたところでKampung Batuのスタッフさんから連絡があった。

かなり立派なトーマンだ
これはいい色のトーマン!しかもでかい!

最近ルアーでトーマンが調子いいとのことで早く来いよと促される。

確かに2年くらい前は毎週末通っていたが、最近は他の所に浮気をしてあまり行けてなかった。

IさんがVillaku Kuningでパーカーホ釣りたいという件も非常に魅力的だったが、今週は見送るとのことでKampung Batuに行ったろかいということになった。

3ヶ月ぶりくらいにやってきた

アパートを6:30に出て7:00に到着、近くにここがあるのは本当に恵まれていると思っている。

ジャイアントグラミーをパンで狙うことも考えたが今日はルアーでトーマンを狙うつもりだ。

最近釣りに行くに当たって生き餌以外ほぼ使っていなかったのでたまにはルアーを投げ倒そう。どっちも楽しいけど、釣れるなら何でもいい。

池に到着、期待が高まる

ここは8:00オープンなのだが7:00には普通に入れる。というか釣り客以外の観光客がめちゃくちゃくるので早く来ないとうるさい。

ただ今日は7:00に着いた時点でマイクテステスの声が響いていた、何かの催しがあるのだろう。

釣りの準備

池ではすでにコロソマが集団ライズしており、あちこちで波紋が立ちまくっている。

ここは多分トーマンの密集具合がジャワ島随一だと思われるが、コロソマも大量にいる。

マルリオイデス、ピーコックやレッドテールもいるが超レア枠で釣れるのは大抵コロソマかトーマンである。

際に付いている魚を探す

今日はいつものカナリア610MとカルコンにPE4号と60ldリーダー、歯に当たるとこれさえ切れるから油断は出来ない。

生き餌の泳がせ釣りはいそうな所をピンポイントで流すがルアーは同じ所に連続で投げるよりも新しい所に投げる一投目で食うことが多いので池をグルグル回りながら投げ歩く。

水上家屋付近にトーマンは多い

来て2投目くらいで スピナーベイトが思い切り引きこまれた。巻いていてルアーが急に引きこまれる感触はやはり嬉しい。

すごい突っ走りだが、これはトーマンじゃない気がする。そうなれば奴しかいない。

ここのは超デカい

60cmオーバーのコロソマだった、相変わらずものすごい走りをする魚である。

幸先はいいが速攻でスピナベをぐにゃぐにゃにされてしまう、もったいないのでペンチで直して引き続き使っていく。

水上家屋の脇がホテイアオイでいっぱい

その後もコロソマっぽいアタリや小さいトーマンのチェイスはあったが特に釣果は無し。

普段トーマンがいっぱいいて数を稼げる水上家屋近くに来てみるとホテイアオイが詰まって狙いづらい。

ホテイアオイは風で流されてどんどん移動するので朝と帰る際で全然場所が変わったりする。

水上家屋の脇からルアーを投げる

水上家屋はレンタルで料金が掛かるので普段は脇から投げたりちょこっとだけ入って投げてすぐ出たりしている。

ホテイアオイの脇にスピナベを通しているとまたスピナベが引きこまれた、がすぐに軽くなった。

なあにこれえ…

スピナベが半分になって帰ってきた。最初の突っ込みからしてコロソマのような気はするが針金を両断するとは何というパワーだ。

気を取り直してもう一個持って来ていたスピナベに代えて再度キャストを続ける。

スタッフさんが来たので水上家屋に入る

いつもチャットをくれるスタッフさんが調子はどうだい?と様子を見に来て水上家屋の掃除を始めたのでしれっと中に一緒に入って釣りを始める。

先週はあそこで上がった、とか最近見なかったけど日本に帰ったかと思ったぜ、などと雑談をしながらルアーを巻いているとピックアップの直前に下からトーマンが出てきてルアーを食った。

クソデカ太い、真っ青なトーマンだ。水面直下でルアーを咥えたトーマンはその場で首を振りながら暴れ、その後隣りの水上家屋の下目掛けて走り出した。

そうはさせまいと竿を煽って家屋の下に入らないように抵抗しているとルアーが飛んだ。

こりゃどうしようもない

スタッフさんがボス、今のめちゃデカかったぞと残念がる隣で私の心臓の鼓動は止まらない。

多分目測で80cmくらいだろう。デカいのは勿論、あんな綺麗な魚体は初めて見た。深緑の池の水が一瞬青く輝いて見えるほど美しく青い魚体だった。

掛かってから外れるまでは30秒にも満たなかった。しかしあの真っ青な美しい魚体が脳裏に焼き付き離れない。完全に見惚れてしまっていた。

昨年末に釣ったやつ

前に来た時も超綺麗なトーマンが釣れたがさっきのはもっとエゲツない色をしていた。

鮮やかに煌めく魚体に魅せられてしまった。釣りたい、あの魚を間近でじっくりと見たい。他のトーマンはもういらない。

“さっきの”トーマンじゃなきゃ嫌だ。

上から見えた全体がこんな青色一色だった

時間は朝の8:00、スタッフさんにさっきのトーマンがどうしても釣りたいと言うと、餌だなと甘い囁きをしてきたので生き餌をお願いする。

店が開くまで1時間くらい待ってくれとのことなので釣りを止めて場を休ませる意味でも観察フェイズに移る。

岩山に登ってトーマンの呼吸を観察しているとあちこちで頻繁に呼吸をしている20cmくらいのトーマンに紛れて時たま大きなトーマンも浮いてくるのが見える。しかしアイツではない。稚魚ボールも確認出来た。

子供を大量に積載したボートが通る

ちょくちょくボートが通って魚を散らしてしまうがこれは仕方がない、ここは釣り堀ではなく単にトーマンが繁殖している観光地の池なのだ。

向こう岸では催しが開催されており、音楽とマイクの声が爆音で流れている。

普通のトーマン、何故個体によって色差がここまででるのか

背中が虹色だったり緑になったり青くなったりするのは婚姻色らしいが、釣る度に違う顔を見せてくれるトーマンは素晴らしい魚だ。

光で背中が様々な色に見えたりする、これが虹色のライギョの所以

海水魚ではなく、淡水魚でかつメータークラスになる魚があんなにカラフルなのは魅力的すぎる。これは写真ではなく実際に見ないと分からない感動がある。

生き餌が届いた

生き餌が届いたのでワイヤー仕掛けに切り替える。岩山からずっと観察していたがアイツはいなかったのでまだ水上家屋付近だろうと狙いをつけ、正式に料金を払って水上家屋から魚を泳がせる。

活きの良いコイが水中を泳ぎ、暴れた瞬間水面に小さい泡が沸き立ち竿が引きこまれる。

少し糸を送ってから合わせを入れると餌がすっぽ抜けてトーマンが水面から平行に飛んだ。深い紫の60cmほどの魚体だ。

アイツ以外は今は考えられない

普段なら残念に思うかもしれないが青いトーマンに固執しすぎてさっきのじゃないならいいや、という思考になってしまっている。

コイが真っ二つになって帰ってくる

その後も何度もコイが食われるが針掛りせずにあっと言う間に生き餌が無くなってしまった。

こういう日は何をやってもダメな日だ。トーマンに餌付けしたと思うことにしよう。

風が強くなり、雨雲が立ち込めてきた

時間は11:00頃、風が強くなり雨が降る予兆が出てきた。雷もゴロゴロしてきたので今日は諦めて帰ることにする。釣具屋行ってカレー食って帰ろう。

あのトーマンと一度は竿とルアーを介して繋がっていたことが非常に悔しいが最近マンネリ気味だった所で新たな目標が出来た。

とりあえず来週はベリーダ釣って次こそは絶対にあのトーマンを釣り上げたい。

かつて虹色のライギョとして紹介されていた動画を見て憧れだったトーマン、今は虹ではなく紺碧を追い求めている。

またしばらくはここに通うことになりそうだ。

カレーは超美味かった

そういえばTwitter始めました。あんまり更新はしないけど、プロフィールの所から飛べるので、何か聞きたいこととかあればDMください。

釣り堀の行き方とか、餌の手配をお願いするくらいなら出来ると思います。かしこかしこ

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