バリ島から帰還した翌週、ここ1ヶ月レバラン休暇を含め飛行機に乗りまくりのホテルに泊まりまくりの為にカードの使用額は限界突破。
これは流石にマズいとしばらく週末はアパートに引き籠る決意をしているといつも釣りに行く時に頼んでいる運転手さんから連絡があった。
お前が旅行ばかりに行って使ってくれないから今月ピンチだ、頼むから釣りに行ってくれと言われてしまう。
正直こっちも痛いのだが、知り合いにはNOとは言えない日本人の私は快諾してしまう。
そして翌日やって来たのはPLGK、多分半年振りくらいの訪問だが池の様子は変わりなし。
もうコロソマとレッドテールは飽きてしまったので違う魚を釣りたい、タイガーショベルノーズがいいな。
到着したのは朝の7:00過ぎ、ここは相変わらずデカい魚の波紋が立ちまくり否応無しにワクワクさせられる。
際を攻めるように横にキャストをしていくと着水の瞬間に何かが食った。
ここの魚は大抵がデカい、リトリーブ中ではなく着水時に食ったということで釣れた魚は何となく分かってしまうがここは違う魚を期待したい。
着水時に食うのはこれだよなあと予想通りの結末に落胆、ここでレアな魚はベリーダ、タイガーショベルノーズ、クラリアスあたりなので底を探っていく。
釣り池をキャストしながら回っているとプカプカ浮いているアリゲーターがいたので逃げるだろうと予想しながら顔の前にルアーを通すといきなり食いついて来た。
アリゲーターの引きは大きさに比較して驚くほど弱い、レッドテールなんかが物凄いパワーで糸を引き出すのに対しアリゲーターは走らずにその場でイヤイヤと首を振る感じだ。
それでも全身を使って首を振るので重量感はあるし派手に水を散らすので迫力は満点である。
120cmにちょっと届かず、何でも最近入れたばかりとのことでスレる前に釣れたのはラッキーだ。
その後もコロソマを追加しつつ、暑くなって来たので生き餌に変える。
釣り座はいつも通り奥の角を取ったがここの魚影は凄い、手前側に魚が集まっているので足元に魚を泳がせておけばいくらでも釣れそうだ。
しかしそれらはレッドテールやレオパードばかり、他の魚を釣りたいのでいつもは投げない真ん中に投げるも釣れて来るのはコロソマだった。
タイガーショベルノーズとベリーダは初めてここに来た頃には釣れていたのだが最近はご無沙汰だ。
まあ釣れたのは夕方前だった気がするし、今は疲れたら昼には帰っているので粘りが大事なのかもしれない。
そして翌週、仕事でジャカルタにやって来た。休みを挟んでの出張になったので折角だから釣りに行こうと他の魚が釣れそうなAnugrahを目指す。
しかしタクシーで40分くらい走った時点でホテルにリールを忘れたことに気づいて顔面蒼白になった。
しょうがないから貸しタックル借りるかと諦めてAnugrahへ直行、受付で¥250でタックルを借りる。
貸しタックルと鯉の切り身を貰い、際に投げるとすぐに糸が走る。小さいがトルクのある引きにレッドテールを確信する。
とにかく借りたタックルが重くて使い辛かったので竿は自前でリールだけを借りることにした。
見た目はほぼダイワのFUGUリール、投げ心地は悪くなく普通に欲しくなってきた。
しかしベイト竿のカナリア610Mに装着したのでこれまた使い辛い。そして鯉の切り身を池の中心手前に放り込むと糸が走った。
何か分からないがめちゃくちゃ引く魚が掛かった、走りが早いのでレッドテールではなさそうだが池の反対側まで一瞬で糸を引き出されてしまう。
そしてベイト竿に無理矢理スピニングを着けているので竿がいつもと反対に曲がっているのに気付いた。
これはちょっと嫌だなと竿を反対に向けてリールを強引に内側に巻く、スタッフさんに何してんだと言われるがこれしかないのだと奮闘、10分程で魚が上がってきた。
レオパードはレッドテールとタイガーショベルノーズの交配種であるが引きは明確にレッドテールとは違う。より走るのがレオパードでタイガーショベルノーズに近い。
生き餌を頼んで投げ入れるが何度かアタリがあるも餌だけを引ったくられて針がかりしなかった。
やっと釣れたのはコロソマだったが既に写真を撮る気も起きず、使い辛いタックルが嫌になったので2時間で納竿して帰る。
そのまた翌週、今度はKampung Batuにやって来た。自宅から40分程で来れるのが助かる。
ここも3ヶ月ぶりくらいか、近いので1番来やすく野池感が強いのでルアーが楽しい釣り池である。
来てすぐに水上家屋が並ぶ場所に向かい、家屋の下に潜むトーマンをスピナベで探す。投げ始めてすぐに足元で強いバイトがあった。
70cmほどのいい感じのトーマンが釣れた、相変わらず凄い引きだがこれはノーマルカラーという感じなので婚姻色バリバリの真っ青なトーマンを見たい。
すぐ近くでもう一匹追加、サイズは先ほどより少し小さいが引きは抜群に強い、しかしまた普通の色のトーマンだった。
スタッフさんの話ではここのトーマンは今は繁殖期とのことであちこちに稚魚ボールが見える。
超デカいママトーマンも今は赤ちゃんに付きっきりだがもう少し経って更に減水したら釣れやすくなりそうだ。
水上家屋群の向かいにはコロソマがたむろしている場所があり、朝イチの一回目のキャストはほぼ確実に食う。
ロイヤルトーマンもそっちにいるので岸際に投げると案の定着水の瞬間にコロソマが食った。超デカい。
池を2周する間に5バイト、3キャッチとなかなかの釣果だ、やはりスピナベは楽しい。
ちょうどバンドンに遊びに来ている知人が彼女連れでやって来たので一緒に釣りをする。最近1人ばかりなので誰かと釣りをするのは嬉しい。
コロソマが掛かったので知人の彼女さんに竿を渡すとあまりの引きの強さに驚く反応が楽しかった。
私もカワイイ子と釣りに行きたいものだ…
そのまたまた翌週、仕事の関係でジョグジャにやって来た。前日入りはしんどいので休みに前乗りすると当然釣りに行くだろう。
女の子を釣りに誘ってみるがジャカルタにいるから無理ということで野望はあっさりと潰える。
まあ1人でも釣りはするんですけどね。
ジョグジャに来たならやはり釣りたいのはベリーダ、早朝の電車で7時間揺られて駅に到着、ホテルにチェックインして一息ついたら生き餌を買ってOmah Kolamを目指す。
16:00に着いたので22:00までの6時間でベリーダを狙う。足元で小さなタイガーショベルノーズが見えたり隠れたりするが食いそうで全然食わない。
この日は生き餌の泳がせが絶不調だ、あまりに釣れないので重りを付けて底に沈めるとすぐにアタリがあった。
ボトムは絶好調だ、次々と糸が走る。アリゲーターとよく分からない魚をバラしたがコロソマとレッドテールが2匹ずつ釣れた。
ベリーダはいつも池の真ん中で釣れていたので中心の席を取っていたが今日は不調だったので端に移動する。
横の端はトーマンが2匹釣れた。色があんまり綺麗じゃ無かったがレッドテールとコロソマ以外なら嬉しい。
残り1時間、場所を色々と変えて重りを外して最後に泳がせ釣りに賭ける。そしてついに糸が走った。
前釣ったやつと同じ魚っぽいが良型のベリーダが釣れた。しかし120cm級はやはり難しいのか。
私がベリーダベリーダうるさいので最近はここでベリーダが上がったらスタッフさんが写真を送ってくれるが1メーター超えはまだ見ていない。
3.4回はバラしたがこの日は10匹近い魚が釣れた。餌を¥1,000分くらい買って来たが釣り池の料金は¥700と破格に思える。ジョグジャに来たら是非通いたい釣り堀だ。
しかし何というか、マンネリを感じずにはいられない。多少の違いはあれど怪魚釣り堀ではコロソマとレッドテールから逃れられないのだ。
まだ見たことの無い変わった魚を釣るという感動を求める為には同じことをしていてはダメなのだろう。
今後は新しい魚を釣ることに注力していく。その為にはフライやタナゴ仕掛けが必要になるだろう。
現在新たな釣りの為に道具を色々模索中、新たな魚種の釣獲に向けて色々と試してみたい。
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