遂にやって来た連休の季節(日本の)、昨年同様に事前に根回しをしてこの日の為に準備をしてきた。
今回のターゲットもパプアンバス、日本から2年前のカリマンタン釣行からのご縁が続くNさんとJさんの2名をお誘いしての挑戦となる。

天気予報は雨、雨との相性が悪いと言われるパプアンバスだが去年はとりあえず4日間で釣果はあったので悲観はしていない、それでも何かの間違いで晴れ続いて欲しい。

到着初日、天気は快晴、予報ではこの後崩れる予定だがインドネシアの雨は超局地的で晴れと大雨の境目がはっきり見える程なので私たちが釣るとこで雨が降らないことを祈る。

今回は前回釣れていないパプアンブラックバスを釣ることが目標、あとは大前提としてNさんとJさんの御両名にも結果が出て欲しい。

暦は満月で大潮付近の潮が釣果に影響されるかは分からないがとにかく下げのタイミングが良いようだ。

釣行初日、予報は雨だが曇り空の中かろうじて雨は降っていない。
今日はマングローブの水路や河口を中心にパプアンブラックバスを狙う。
スポットテールは純淡水魚の為に川を遡上する必要があるが前回滞在した村にある川は大雨の影響で水位が上がって今は釣りが出来ないということで河口域から釣りを始めて水質や水量が落ち着けば川の上流に向かうとのことだ。

河口のポイントに入って1投目でアタリがあった、最初の1匹はオオメカマス、群れが入っているのか私とJさんの竿に1投1匹ペースで魚が釣れてくる。


うーん、楽しい。淡水域でスポットテール狙っていると本命以外は釣れなかったが河口域では色々な顔ぶれを見ることが出来る。
その後マングローブの水路を遡上し本命は釣れないもある程度の釣果があった帰り道、先程バラクーダが入れ食いだったポイントにルアーを投げ込むと強いアタリがあった。

2kgと小さめだが初日から本命をキャッチ、昨年は4日間の釣行で3-4日目で爆発したものの2日目まではボウズを喰らって一時はお通夜ムードだったのでプレッシャーが和らいだ。
あとはNさんとJさんの2人にも是非釣れて欲しい。

その後別のポイントでJさんにもパプアンバスと思われる強いアタリがあるも残念ながらバレてしまう。
次に入ったブラックウォーターの川ではまた色々な魚が顔を見せてくれた。




初日は10匹ほど様々な魚を釣ったところで雨が降ってきた、バケツをひっくり返したような大雨だ。
ものすごい勢いでマングローブ林の泥水が川を侵食していく中、周囲の視界も不明瞭でこりゃもう釣れないと半ば諦めながらも一応キャストは続けていく。

しかし流れ込みがある場所で泥水とブラックウォーターが混じり合っていく境目にルアーを通した際に突如異次元のアタリが竿に伝わってきた。
油断していたところで不意に引き絞られる竿、これまでと比較にならない強烈な引きにフルドラグのリールからギュルギュル糸が出てスプールを指で抑えても意味が無い。
幸いにも周囲に目立った障害物は無し、一瞬浮き上がって水面を割った魚体に船内が沸く、めちゃデカい。
徐々に寄って来た感触に勝利を確信していると不意に反転した魚が船の下に潜った、水中に引き込まれた竿が折られると焦っていたところでプツッという音と共に竿が軽くなる。

大雨の中船内に失意の声が響く、糸の切れ目を見たガイドさん曰くルアーを丸呑みしていたので歯でリーダーが切られてしまったとのこと。
8-9kgはあったと悔しさを滲ませる、いやここまで引くとは予想もしなかった。釣り堀ならまだしも自然のフィールドでここまで引く魚を掛けたのは初めてだ。
誰だよパプアンバスを5セコンドフィッシュなんて言ったやつは、最後までたっぷり引くじゃないか!

その後は釣りの続行が出来ない程激しく雨が降っていたので初日は終了、釣果的には素晴らしいのだが代償にびしょ濡れで凍えた身体が熱を出してダウン。

貴重な一日だが天候がマシそうな予報の3-4日目に賭けて2日目は拠点で薬を飲んで安静にする。
頭痛が酷く高熱が出ているようだが解熱剤を買ってきてもらって飲んで寝ていると楽になった。

2日目は初日と同じような午後から大雨の天気だったがJさんもパプアンバスを3匹キャッチする好調な日となった。

釣行3日目、朝は快晴で予報によれば夕方付近に雨が降る可能性はあるがそれ以外は問題無し、雨の影響は気になるが晴れている内にパプアンバスをキャッチしたい。
何とか体調は回復したものの初日最後の魚が若干トラウマになっており少しビビっている。
サイズは選べないとはいえ大型が来ると釣り堀のデカい魚クラスの引きを超接近戦で耐えないといけないのがこの釣りの面白いところであり、難しいところだろう。

午前は最初にスポットテールが生息しているという川に来てみる、しかし遡ってみると連日の雨の影響で大増水に加え、どちゃ濁りである。
これは昨年釣れなかったパターンだなと思いながらキャストは試してみるもやはりダメ、スポットテールは諦めて雨の影響が少なそうな河口を目指してもらう。

潮が下げに傾いている良い状況、初日にパプアンバスをキャッチしたマングローブの水路にやってきた。

ポイントに入る前にガイドさんが今はシャローランナーがいいんじゃないかなと言うのでルアーを付け替えて泳ぎを確認する為の適当な1投目にいきなりドカンときた。
河口の入り口で水路に出入りする小魚を待ち構えていたのか、引きは強いが浅い海という障害物の無いオープンエリアでの絶好のチャンスを物にしたい。

初日にキャッチ出来た魚より2回り程大きい4kgのパプアンバス、良く引いたけど切られた奴に比べるとまだ全然余裕があった。むしろこれぐらいが個人的に一番楽しい。
昨年釣ったスポットテールではそこまで引きの強さを感じていなかったがパプアンブラックの方が大分引きが強い気がする、世界最強と言われるのも納得である。

何が1番強いか談義は当然どこでどんな大きさの魚を釣るかという前提で変わるので一概には言えないと村田さんも言ってたが、障害物の多いエリアでのファイトが想定されるパプアンバスは非常に力強さが求められる釣りである。

私は今回FinchのHクラスの竿をメインで使用しているが普段使っているMクラスみたいな良く曲がる竿は不向きである。
横っ走りはあまりしないも一気に底を目指して真下ないし斜め下に潜るのでバットが固めの竿の方が耐える際に力を入れやすい。

とにかくどっちもカッコいい、そしてプラグを巻いている最中にドギュンという効果音が聞こえそうな程のアタリがいきなり来るので脳汁がスプラッシュしてめちゃ楽しい。

昼を過ぎていたので休憩、船頭さんがヤシの実取ってくると姿を消して1時間ほど経つがまだ帰ってこない。

周囲を散策して時間を潰す、天気も良く体調もすっかり回復している。
何より既に一匹釣っているので心が平穏で満ち溢れている。

今日のお弁当は超豪勢だ、白米の量が高校球児並に多い。
何とか完食出来たがお腹がいっぱい過ぎて全員動けなくなり更に1時間程休憩をしてから釣りを再開する。

夕方前に満を持して初日にぶっちぎられたブラックウォーターの川を訪問、さっきまでの晴天が嘘のように空が真っ黒になり雨が降ってくる。
初日ほどの土砂降りでは無いものの雨が降って水の状況が変わったのか何かがボイルを始めたので投げるとミニGTが立て続けに釣れてきた。
小さくてもボイルの音が凄い、そして最後に河口の入り口付近に差し掛かったとこでマングローブの際に投げ入れたルアーに再び反応があった。

朝のよりは少し小さい3kg程のパプアンブラック、いや超楽しい。
3日目はこれにて終了、この日はNさんも2匹のパプアンバスをキャッチしこれで全員に本命の釣果があった。

今年の遠征釣行も毎日雨に悩まされたがなんだかんだで釣果はあり、非常に満足の出来る結果となった。

今回は残念ながら雨の影響でスポットテールに出会うことは出来なかったがブラックの方を釣ることが出来たのでもう思い残すことは無い、いややっぱデカい奴にリーダーを切られたのは悔しい。

2年連続でパプアンバスを釣りに来た所感としては釣り場のコンディションが非常に重要であること、純淡水のスポットテールは川の水質、水量が全てに対してブラックは河口域においては潮の動きによる水量の変化、それに伴う小魚の移動がキーになっていると感じた。

あとはルアーサイズとカラーも非常に重要で10cmと12cmのサイズが違う同じカラーの同じ種類のルアーでもベイトのサイズに合わせた小さい方にアタリが集中する結果となった。
今回は終始雨で濁っていたのでチャート系やフラッシングが強いカラーが当たっていたが澄んでいる時はナチュラル系がいいらしい。

ガイドさんも小さいルアーしか投げるなと言う程で、それほど釣果に差が出る為に状況に応じたルアーチョイスが大事なのだろう。

あとは日焼け止めと蚊除けは必須、マングローブでは蚊が半端ないし、少しの晴れ間でも日焼け対策をしていないと顔が日焼けでボロボロになってしまった。

そんなこんなで2回目のパプアンバス釣行も無事(私以外は)怪我や病気無く終了。
Nさんのスマホが雨で逝去するハプニングはあったがそれぞれに釣果があり文句なしの結果となった。

釣り旅を支えてくれたガイドさん達や日本からわざわざ来てくださったNさんJさんにも感謝しかありません。
この場を借りてお礼申し上げます。



コメント
お疲れさまです
個人的にも前回に引き続き素晴らしい釣り旅になりました。釣り、食事、プチ観光と満喫出来ました。それもこれも主様のおかげですねー
またどっか行きましょう!
その節はありがとうございました!!
皆様のおかげで良い体験が出来ました。
またお休みが合わせられましたら是非どこかへ行きましょう!!