中部ジャワの行ったことない街プマランという所に出張の予定が出来た。
どうせ何もない田舎だろうしサクッと仕事を終わらせて翌週の始めにある年一の健康診断に合わせてジャカルタ行ってRCGで釣るぞとスーツケースにタックルを放り込みいざ出発。
バンドンからプマランは電車で約6時間、ホテルから出張先の地図を眺めているとあることに気づく
すぐ近くに海岸や河口があってバラマンディが釣れてるっぽい。
ネイティブバラマンディ、釣り人にとっては非常に甘美な響きだ。私も掘マンディは沢山釣っているがネイティブは釣ったことが無い。
しかもジャワ島の片田舎で、難易度はおそらく高いだろうが挑戦する価値はある。
という訳で到着したプマラン県、書き方はPemalang、地図にはぺマランと日本語で表記されているがSeとかPeとかKeはジャワ島では例外はあれど大抵子音をウで発音するのでプマランと呼ばれる。
二時間程東に行くと中部ジャワでは最も栄えたスマラン(Semarang)もあるのでややこしい。
バンドンを仕事が終わってから出発したので到着は深夜、疲れたのでホテルにチェックインして速攻で寝る。
到着時にホテルまで乗ったグラブタクシーの運ちゃんにお願いして出張先をグルグル回って仕事終わりの暗くなる前に釣りが出来そうか海岸の様子を見に行く。
やって来た近くの海岸は黒砂のビーチだ、波も結構激しく釣りは難しそう。
サーフからは私のタックルではまともに釣りが出来なさそうなので河口の方に移動してみる。
街から近い河口は地図で想像するよりも広かった、東の方にもっと大きな河口があってYouTubeでバラ釣ってるのも多分そっちだろうけど若干遠い。
釣り=食べるの東南アジアでは陸っぱりでエントリー出来るような釣り場は大体擦られまくって激スレだ。
バラも河口からボートで遡上しながら釣るのが最も釣果が出そうだがそんなツテは無いので行ける範囲でやるだけやってみよう。
とりあえず下見はこんなもんで翌日の朝イチにちょろっとやってみようとこの日はホテルに帰る。
どこの街にも一ヶ所はある広場を覗いて帰る。プマランはどこにでもあるジャワ島の田舎町という感じだが落ち着いた街で悪い印象は無い。
お前明日からここで住めと言われたら平日なら特に不満は無さそうだ、羽を伸ばしに行ける1番近い街がスマランで2時間くらい掛かるというのはちょい微妙か。
翌日は早朝の四時に起きて河口にやって来た。この日の夜には仕事終わりに電車でジャカルタに向かうので早朝の1時間半くらいしか猶予は無い。
更に来る時の電車で釣りが出来ることを知ったのでRCG(釣堀)仕様の用意しかしておらずピラルクー狙う用のギルルアー以外はライトタックル向けのワームとかルアーしか持って来ていない。
YouTubeではほとんどエビを餌に釣っていたが餌を用意する時間も無かったので軽くやってダメなら帰ろう。
何というか、私のタックルと釣り場のスケールが全然合っていない気がする。
10フィート以上の長竿でK-Tenとかぶん投げてガンガン探るような釣りが適切なイメージだ。
こりゃライトタックルじゃ釣れないわと河口から遡上してみることにする。
河口から数百メートル上がった場所に船着場があったのでここでやってみる。
小魚がパシャパシャしてるしさっきのとこよりかは幾分釣れそう。スケール感が合っている。
なんかしらフィッシュイーターいれば釣れそうなのに反応は無し、残念だけど諦めて魚市場でも覗いて帰ろう。
結構いい感じのナマズがいたのでこれはどこで獲れるのかと聞いてみるとなんと海だという。
コンコンという名前の魚だというので調べてみるとハマギギに似た汽水域に生息するHexanematichthys sagorというナマズとのことだ、これはかなり興味深い。釣ってみたい。
というかバラマンディどこにもいねえ!
こんなに漁船あるのに市場は小さいんだねと聞くと今は波の高いローシーズンで漁師も全然海に出ないらしい。
これはさっきの河口で重いジグヘッドで底取ってコンコンとかウサウサを狙うのが正解だったか。
バラもシーズンがあるみたいだが、いきなり来てすぐに釣れるなんて甘いことは無いようだ。
また来る機会があるならコンコンを狙ってみたいな。
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