Balerang Fishing Pondでの釣りを終えたのが朝の9時半、もう3時間追加で釣りしても良かったかなとも思ったが運転手さんとは3時間の約束だったのでとりあえず帰ることにする。
帰り道でどこか風景の良い所があるか聞いてみると海岸があると言うので立ち寄ってもらう。
実はこのバタム島、ビーチリゾートなんて言いつつも有名な海岸へは南に更に50km程走らないといけないらしい。
バリ島もそうだけど、白い砂浜に透き通った青い海なんてのは離島とか行かないと中々無いので生活圏の海岸は普通だったりする。
しかしこのバタム島、車もバイクも少なくて快適だ。私でも運転出来そうである。
実は近くの海で釣りが出来そうな所があればロックフィッシュでも釣れないかなとライトタックルも持って来ているのだが、移動手段に問題がある。
タクシーと交渉して1日貸切とかしないと釣り場を探すのも難しいし、明日の昼前には帰らないといけないので今回は諦めた。
海峡を通る橋を渡っていると鳴門の橋渡っているような気分になる。風景もそれっぽい。あそこなんかポッパーとか投げたらなんか釣れそうだなとか考えながら市街地へと向かう。
朝4時過ぎに起きて何も食べていなかったのでお腹が空いている。ホテルの近くで降ろしてもらい、遅めの朝食をとることにする。
断食とは何ですかと言わんばかりに普通に食堂が開いている。今住んでいるとこだと日中は食べる所に困るのでこれはありがたい。
豚肉麺を注文、醤油ベースのスープに素麺のような細い麺、豚肉団子にニンニクが一房丸ごと放り込まれておりパワーがつきそうである。
ガッツリ食べられてお値段は約¥400、大衆食堂の一品としてはすこし高めだが満足出来た。
満腹になったらホテルに戻って風呂に入ってサッパリする。海水で使ったので竿とリールも風呂でジャブジャブ洗う。
少し休憩したら時間はお昼過ぎ、さて今から何をしようか?
バタム島では2日間釣り堀で釣りをして最終日に市場を見て帰るという予定でいたのではっきり言ってノープランである。しかし折角旅行に来ているので観光をしないと勿体ないだろう。
バタム島、観光で調べてみると大抵出てくるのがこのナゴヤヒルモール、特に欲しいものは無いがしいて言えばハタを抱えて写真を撮ったらパーカーがハタになったので帰りの飛行機で着る上着が欲しい。
施設内はブランドのテナントが満載の今風のモールではなく普通のローカルモールのような感じだ。
ローカルモールらしく怪しげなコピー商品がやたら多いのだが、他にも免税店みたいな酒とか香水、土産品を置いた店が多い。
コピー商品や免税店崩れみたいな店が異様に多い。バタムは税関逃れの横流し品が多いとは聞いたが、おっとこれ以上はやめておこう…
辺りをカメラを持って歩いていると警備員に囲まれた。このエリアは許可を得ないと撮影は禁止だと言われ、事務所で許可を取って来いと言われる。
絶対尻の毛まで毟り取られちゃうと思ったので知らなかったよ、もう撮らないし帰るよと言ってそそくさと逃げる。
先ほどのナゴヤヒルの敷地でも思ったがこの辺りはマッサージ屋だらけである。日本人のブログとか見てても大体このエリアに泊まっていることに合点がいった。
歩いているとそこら中でポン引きのオッさんがニホンジン?マッサージヤスイヨ!オ○ンコ!と怪しさ満点の日本語で話しかけてくる。
しょうもない日本語教えたやつは誰だよとウザったく思いながら無視しているとバイクでずっと並走しながら付いてくるオッさんがいた。
あまりにしつこいので女の子はいいから良い写真撮れるとこ連れてってくれよと言ってみると快諾してくれた。
ポン引きのオッさんのバイクの後ろに乗ってナゴヤ観光はスタートした。グラブタクシーは行き先が決まっていれば便利なのだがアテのない旅には向かない。
ヘルメットがメチャ臭いのが不満だがバイクに乗ってプラプラするのは東南アジアの旅という感じで楽しい。
まず連れて来てくれたのはハーバーベイ、海の向こうにはシンガポールの摩天楼が小さく見えている。
三連のビルに蓋が乗ったみたいな建物はマリーナベイサンズか、遠くからでも一目瞭然である。
ビザの更新の為に2度ほど訪れたシンガポールだが物価が高すぎて水を買うのも躊躇したのは初めてだった。
さっきまで卑猥な言葉でいかがわしい店に誘っていたとは思えない正統派なポン引きのオッさんの観光地案内、インドネシアではそこまで珍しいものでは無いかもしれないが普通に楽しい。
ポン引きのオッさんが腹減ったと言うのでフードコートでご馳走するよと提案する。あまり腹は減っていないが、折角なのでご当地飯を食べよう。
昼過ぎでも賑わうフードコート、流石に昼間から酒を飲んでいる人はいないが断食中とは思えない盛況ぶりだ。
ポン引きのオッさんは普通のインドネシア料理を頼んだので私はシンガポール料理のラクサを注文する。
ココナッツミルクベースのタイカレーのようなスープに魚介と麺が入っている。魚介の旨味が効いて美味いがめちゃくちゃ辛い。
飯を食べて気をよくしたオッさんはまだまだ面白い所に連れて行ってくれると言う。
次に連れて来られたのは仏教会館的な建物か、とりあえずめちゃくちゃデカい、ショッピングモールくらいの規模がある。やっぱ宗教って金持ってんだなあ。
後々調べて見ると東南アジア最大の仏教寺院とのことで、あまり寺感は無かったが本当に巨大な建造物だった。
私の実家は仏教ではあるが、私自身は特に宗教を意識したことは無い。それだけに海外で色々な宗教の熱心な教徒を見たり宗教施設を見るのは興味深いものがある。
ここ凄えなあ、とオッさんに言うとまだあるぞと言うのでオッさん2人のバイク旅は続く。
こんな風にベタな観光地を巡るのは何年振りだろうか、最近は釣り一辺倒だったので新鮮な気分だ。
しっかり堪能してしまったがシンガポールの遠景しかり寺院の提灯しかり、夜に来ればまた違った良い写真が撮れそうである。
オッさんの話では丘の上からの夜景は有名とのことで、日が落ちたらまた出直すことにした。
とりあえず日が落ちるのはまだ早いのでポン引きのオッさんに、いや名ガイドに最大限の感謝と奮発した謝礼を渡してここで別れる。
名ガイドと別れた後ホテルで風呂入って飲み物飲みながらベッドでブログ記事を書いて時間を潰していると急な睡魔が襲って来た。
夕方の18:00前までは意識があった気がするのだが、気づいたら22:00を過ぎてしまっている。
やらかした、夜景を撮りに行くどころか夕飯すら食いはぐれてしまった。早朝からずっと動いていたので疲れていたのだろう、まあ仕方がない。
明日の昼前にはジャワ島に帰らないといけないが、早朝には是非市場を見てから帰りたい。
コメント
こんにちは!!
いや~楽しそうですね(^^)/ すみません!釣りよりも観光の方に反応しちゃいました!!
ポン引きのオッサンに観光案内をさせるなんて流石です(笑)
シンガポールは全く興味なしですが、このバタム島は行ってみたいですね。
私も釣り三昧でしたが大潮とかで全く不調でした・・・釣行のハタのくだりは羨ましいです!!(笑)
コメントありがとうございます!
日本だと大潮は釣れるイメージですが、インド洋はまた別なんですね。
バタム島はジャカルタから近いので行きやすいですが、観光地としてはバリと比較するには弱い感じがしました。
釣り堀行くならバタムいいですよ!
ガイドのおっさんワロタwww
めっちゃ楽しそうな旅で羨ましいですぞw赤い提灯の写真は
中国みたいな感じでしたね 子供の頃見たキョンシー思い出しました
コメントありがとうございます!
中国寺院は夜に提灯が光ってるのを見れなかったのが残念です。
今は海外客が来なくてポン引きも大変そうですが、色々と場所を熟知しているのは流石ですね。