Rawakalong Casting Ground、通称RCGはインドネシアで日本人に最も有名な釣り堀である。
私も何度か足を運んだが必ず日本人数名と出くわす。
もう既にブログ記事いっぱいあるし、私より毎週通ってる人の方が確実に詳しいし、私が記事を書く意味は無いと今まで特に書くことは無かった。
でももうインドネシアの紹介出来る怪魚釣り堀はスマトラ島以外は行ってしまった感あるし、書くこと無いし、結局書くのである。
ジャカルタの市街地から車で1時間しないくらいの位置にあるRCGは正確にはジャカルタではなくボゴール県になるがジャカルタから最も行きやすい部類のキャッチアンドリリースの怪魚釣り堀である。
ここはインドネシアでもレギュレーションが最も厳しい釣り堀でもあり、下記のようになっている。
- バーブレスフック厳守
- ルアーはシングルフック1本のみ
- スピナー、スピナーベイト禁止
- バズベイト禁止
- フィッシュグリップの使用禁止
- ライブベイトの使用禁止
このようなレギュレーションの中で様々な怪魚に挑戦する形になるが、基本的に激スレの為にボウズも珍しくはない。
うろ覚えの私がやっつけで簡単なマップを作ってみたが、池の形や距離は多分全然違うけど大体は合っていると思うので勘弁してください。
駐車場からは直接受付に繋がっているが料金は後払いで朝イチに来ると基本人がいないので先に釣りを始める形になる。
料金は1日で約¥2,800くらい、それにキャディフィーが¥300ほど加算される。事前に伝えていれば早朝から開始出来るが、その際は追加料金が¥700程発生する。
早朝に来たい場合は既に連絡先を知っている人に頼るか、一度来てオーナーの連絡先を聞くか、インスタアカウントにDMを送れば申請が出来る。
GT用のポッパーがあったりジギング用の釣具があるのにここで1番需要がありそうなシングルフックが売っていないなどめちゃくちゃな品揃えだ。
ストームのシャッドとかはカエシ潰せばすぐに使えるし普通に釣れるので悪くないだろう。
RCGは大小の池が複数隣接しており、池によって放されている魚種が変わってくる。
巨大なピラルクが入っている池から比較的小さな魚がメインでライトタックルで狙うUL池もある。
このUL池だがとにかく超渋い、普通のルアーを投げているだけなら一日投げてもアタリすら無いということもザラである。
UL池に入っている魚は私が知っている限りでもコイ、バラマンディ、ジャイアントグラミー、ティラピア、ピーコックバス、ベリーダ、アジアアロワナ、シルバーアロワナ、オスカー、ターポン、ストライプスネークヘッド 、フラワートーマン、ロイヤルトーマン、プレコ、他にもまだいるだろう。
浮いている魚も非常に多いしそこら中に魚はいるのだがとにかく口を使わない。
小さいワームでゆっくりフォールさせるくらいしか手は無いということで私もアジアアロワナとオスカー狙いでキャストを続ける。
小さなオモリを付けたスプリットショットリグでワームを投げていると食い気のあるアロワナが何度か沈んでいくワームに反転して追いかけた。
糸が走ったのでアワセを入れるも食いが浅く針掛りしない。これを3度繰り返し以降は逃げるようになってしまった。
オスカーに至っては見つける度に追い回して顔の前にワームを垂らすも必ず逃げて行く。あれは毛バリなら釣れるだろうか?
他の池でアタリが無いためにUL池にルアーを投げている人がいても釣れているのを見たことは無い。UL池の魚を狙うなら別の池とは違う用意をする必要があるだろう。
ここまではあくまでUL池の話だが他の池には大型の怪魚が入っており、多くの人の狙いはそっちだろう。
受付から釣り場に降りると左手にUL池、右手には3つの池が縦に並んでおり、その3つが基本的にメインの釣り場になる。
3つの池は手前に大きなピラルクのいる池、真ん中にパンガシウスが大量にいる広い池、奥にピラルクやナマズ系が多種入っている池となっている。
周囲の池は大体トーマンが入っている池となっており、左手の1番奥にも大きな池がありアリゲーターガーのデカいのが浮いているが釣れているのを見たことが無い。
おそらく多くの人がピラルクを狙うと思われるがピラルクも非常に渋く、1週間に一度食えばいい方で呼吸打ちを繰り返すなど忍耐が必要となる。
過去に現地のアングラーが16ldのリーダーで掛けて長時間のファイトの末にピラルクを死なせてしまったことから15分以上のファイトになるとキャディさんにハサミで切られて強制終了になるので短期決戦の為にもタックルは強めにしよう。
池も狭いしピラルク自体がそこまで引く魚ではないにしろ2mクラスになると重量感は半端ないのでピラルクのいる池にルアーを投げるなら寄せが出来る仕掛けで挑むのがオススメである。
ナマズ系も沢山入っており、レッドテールやレオパード(レッドテールタイガー)、タイガーショベルノーズ、ワラゴーレイリー、クラリアスなんかが入っているが最も数が多いのはレッドテールである。
最初に行った時に現地のアングラーがジグヘッドにピンクのシャッドワームでレッドテールを連発していたのを見て真似をしたら私も釣れたので以降は毎回それで釣っている。
水が汚く濁りが酷いので目立つ色のワームでゆっくり巻いてやると釣果が良いと思われる。
私は1番手前の池での釣果が多いのだが、変な黄色い藻が浮いていてタックルがめちゃくちゃ汚れるのが不満点である。
風が強く吹くとこの黄色い藻は端によるのでまだマシだが、画像の状態でキャストすると竿もリールも真っ黄色になるので帰ったらすぐに掃除をしなければならない。
真ん中の大きな池はパンガシウスが酸素が足りないのか大量に水面でパクパクしているが、ここはコロソマも沢山入っているので最も釣りやすいかもしれない。
後は最終手段として¥200払えば餌釣りもさせてくれるのでボウズは嫌だという人はルアーで釣りたいという矜持が無ければパンガシウスかコロソマを一瞬で釣ることも出来る。
餌釣りは物置にある謎の物体が使われる。虫由来の何かに見えるが、聞いても分からなかった。これに砂と水を混ぜて餌にしていた。
マナドで小物ばかり釣っていたのでコロソマのあまりの引きの強さにビビってしまう。引きの強さだけならコロソマのファーストランに勝てる魚はそうそういないだろう。
真ん中の池は巻いているだけでパンガシウスの体に当たりまくってスレ掛りすることもあるがコロソマは着水の瞬間やリフトアンドフォールのフォール中に食うことが多い。
パンガシウスやコロソマが圧倒的に多いが他の魚も少ないながら入っているので諦めずにキャストをしていれば何らかは釣れる可能性がある。
ここまでは私の見聞きしたことだけを書いているので現地に行けば毎週通っているような日本人が大抵いらっしゃると思うので必勝法を聞くか釣れている人を真似るのが1番の近道かもしれない。
インドネシアで間違いなく1番日本人が訪れているRCG、私的にはスバンのPLGKやスラバヤのMonsteroの方が好みではあるがピラルクを始め多数の有名な怪魚が釣れるという夢のある釣り堀であることは揺るぎない事実である。
ただ年々スレてきており一日ボウズも珍しくはない。通っている人は釣れたパターンなんかをコメント欄でご教示頂けたら嬉しいです。
- Rawakalong Casting Ground
- ジャカルタから車で40分ほど
- タクシーなら待ってもらうのが無難
- タクシー片道約¥1,500、待機なら¥500/時間
- バーブレス、シングルフック一本
- 他レギュレーション多数
- 真ん中の池以外はルアー、フライのみ
- 営業時間:毎日 7:30〜18:00
- 別料金で5:00から開始も可能 ¥700
- 一日料金約¥2,800、キャディ料金¥300別途
コメント
はじめまして。いつもブログを楽しく拝見しています。
3年前までジャカルタに駐在していた時はギルのスイムベイトを使ってピラルク釣りました!
懐かしくて行きたくなってきました。
コメントありがとうございます!
ティラピア食べてる魚が多いのでギル系ルアーは鉄板ですね!
問題はインドネシアでは超高い店でしか買えないことです…