9月に見落としていた3連休があった、しかも日本の連休と重なり日本からの仕事の連絡もない貴重な連休だ。
先月パプアンバス釣行で結構な額を消費しているがこの貴重な連休に何もしないのは勿体ないのでフラワートーマンでも釣りに行こうと色々と情報収集。
しかし3日間で行って帰れるところはもう雨が降っていて来年にしとけということだったのでインドネシアでやっておきたいリストを消化しようと思い立ったら即チケット購入。
東ヌサ・トゥンガラ州フローレス島の港町ラブアンバジョはコモド島にアクセス出来る唯一の都市でバリに次ぐリゾート地として港湾部周辺が発展している。
ジャカルタからの直行便で来たが日本人の多いことなんの、みんな考えることは同じなのね。
今回の旅程だが3連休の真ん中にコモドドラゴンを見に行くツアーに参加して前後の移動日の合間時間はノープランだ。
流石にビーチリゾートに一人で行くのは寂しすぎるので誰か誘おうと思ったが財布と相談した結果、泣く泣く一人旅に相成った。まあ、一人の方が好きに行動できるし・・・
という訳で今回は一人じゃないと出来ない写真の撮り歩きや軽くその辺で釣りでもしましょう。
早朝にバンドンを出てジャカルタから直行便で二時間、ラブアンバジョに到着したのは昼の14:00過ぎで着いたらすぐに空港タクシーでホテルに移動する。
グラブタクシーはバイクのみだったのでここは素直に空港タクシーを利用したがホテルまで¥700と割と良心的な値段だった。ホテルまでの道中で運転手さんにここら辺でオカッパリで釣り出来るとこあるかと聞くと、船でちょっと行けばいっぱい釣れるんだからみんなそうするよということだ。
そりゃごもっともでと運転手さんの家族が漁師してるから船出すなら言ってくれという言葉を頭の片隅に置きつつホテルにチェックイン。
ラブアンバジョは港湾部周辺の限られた地域だけが発展しているが世界中から観光客が来るということでその一帯は高級なホテルや多国籍なレストランが沢山あり、海外に慣れていない人でも十分に満足できる環境を得ることも難しくない。バリ未満ロンボク以上と言ったところだろうか。
今日は特に予定が無いので釣り竿とカメラ片手に付近を散策、歩きながら写真を撮りつつ釣りが出来そうなポイントを探していく。
実はコモド周辺はスキューバダイビングのスポットやGT、マグロの釣りでも有名で世界中から釣りキチが集まってくる、しかし私はこの前の遠征でGTタックルを2-3投試させてもらったところ、圧倒的に自分に合わない釣りと思い知ったので身の丈にあった釣りをしたい。
GT釣りに興味のある人はJJJ ジャカルタで検索しよう!
魚市場を見つけたので立ち寄ってみるがもう夕方近くなので魚がカピカピだ、しかし釣ってみたい魚も沢山いるので色々と聞いてみるがやはり船でないと釣れないと言われる。
魚市場の近くの水上バーレストランで一休み、朝から何も食べていなかったので軽く海老パンとジュースを注文する。素晴らしいロケーションだが値段も相当に相応だった。
休憩中に向かい側にいい感じの岩礁帯が見えたので歩いて行って竿を出してみるがアタリは無し、ちょうど干潮のピークだったので水深が浅すぎたようだ。しかし満潮だと足場になる岩礁帯は水没するだろうし、中々難しいポイントだ。
潮的に今はダメそうなので夕景の写真でも撮ろうと予め目を付けていた場所に移動、さっき休憩した水上レストランの丁度真上にある丘のホテルの展望レストランだが上に直接登れる道が無いので声を掛けてきたバイタクに乗り移動する。
写真を撮り終えて暗くなったので本格的に釣りを始める、とはいえ場所がまだ定まっていないのでホテルに戻りながら良さそうな場所に立ち寄ってみるがアタリは無い。
ちなみに色々聞き込みをした結果、釣りはどこでもしていいようだ。しかしながら観光地で人通りも多い為に周囲への配慮は必要だろう。
いい感じの場所を発見、個人的には理想のポイントだ。そもそも日本では防波堤とかテトラで根魚狙いの釣りがメインだし、静かな夜の海でライトタックルを用いてエコギアワームを黙々と投げることでしか接種できない栄養があるのだ。
初投げで桟橋の下から大きめの魚が飛び出してきて食ったが上手くフッキングしなかった、その後夜の0時まで粘ったが小さなアタリは何度かあるもキャッチは1匹のみ。
オカッパリに苦戦しそうだったので最終日のフライト前に船を出してもらうように昼のタクシーの運転手さんに頼んでこの日は終了。
2日目、今回の主な目的であるコモドツアーに参加、団体でコモド国立公園を含む周辺スポットを巡るツアーはネットでも現地でも気軽に申し込める。料金は船代が¥13,000、チケット諸々が¥4,000という感じだ。
夕方にラブアンバジョに帰還、中々タイトなスケジュールだが複数の観光地を巡れてこれ行っとけばコモドの主なスポットは大体制覇出来るという充実した内容だった。
コモド国立公園ではコモドに出会って一緒に撮影してもらったものの最終的には3頭しか見れず、少し残念だった。正直もっとわんさかいるのを想像していたが野生動物は甘くないということだ。
ガイドしてくれたレンジャーさんがいっぱい見たけりゃ少し離れた村の俺んちに遊びに来いよと言っていたが今回は時間が無くて諦める。というか仮について行ったとしてどうやって帰ればいいんだろう。
ホテルに帰還、山登りと水泳で足がプルプルしているが風呂に入って飯を食べる為に外出する。折角なので昨日通りがかった屋台が立ち並ぶ場所で海鮮を食べよう。
初めてのトラフシャコに満足したらホテルに帰りながら夕焼けを撮り歩き目抜き通りを散歩。
ラブアンバジョは相当治安が良さそうだ、2日間夜の繁華街を歩き倒したがポン引きや売人のおじに1人も出会わなかった。何よりベイエリアに全てが集約しててそこで完結出来るのがいい。
ただ現地ではウィリーが出来ることが一目置かれる条件なのか、やたらバイクや自転車で子供がウィリーしてて轢かれそうになった。
ホテルに帰ったら準備して再び釣りに出かける。
昨日釣果が思わしくなかったポイントだが静かでロケーションが良いので諦めきれない、しかしやはり偶に小さなアタリはあるもダメ、うんこしたくなったのでホテルに一度戻り逆の方向に行ってみる。
さっき夕景を撮っていた高級ホテルの裏、水深がそこそこあっていい感じだ。流石にホテルの敷地内は迷惑が掛かるので外れの邪魔にならなそうなとこからキャストしてみるとアタリがあった。
マナドでもいっぱい釣れたテンジクダイの仲間、岸際の岩場に沿ってワームを通すと頻繁にアタリがある、めっちゃ釣れるが人が集まってきて恥ずかしい。
声を掛けてきた釣りが好きだというスペイン人にでっかいヨーロッパ大鯰の写真を見せてもらったりして釣り談議で盛り上がるが人が多いとこは集中できないとホテルに帰還、この日は色々疲れたので早めに寝ることにする。
最終日、昼のフライトまで時間があるので早朝から10時半くらいまで釣りをする、今日は初日に送迎してくれた運転手さんのご家族が船を出してくれることに。
最初はデカい船でどこでも行って何でも釣れるぜと言われたがライトタックルしか持って来てないので小さい船で十分だよ、いやむしろ小さい船にしてくださいとお願いして小さな船にしてもらった、料金は¥5,000でいいとのことだ。
運転手さんに送ってもらい乗船場所の砂浜に到着、しかし船頭さんに連絡しても反応が無い、何度か電話してやっとスピーカーから聞こえてきた声は完全に寝起きだ。
こりゃもう少し時間かかるなと暇つぶしに砂浜でキャスト、すぐにポッパーにアタリがあった。
小さいバラクーダもライトタックルで釣ると楽しい、何度かダツも飛び出してきたがフッキングしなかった。
30分程して船頭さん到着、いよいよ出発だ。どういう釣りがしたいんだと聞かれて出来るだけ水深が浅いサンゴ礁に行って欲しいとお願いをする、密かに憧れていたリーフフィッシングがしたいのだ。
ウミガメがスイスイ泳ぐのが偶に見えて雰囲気は最高、リーフフィッシングは未経験なので何をすればいいか分からない。とりあえずスプーンかライトジグ投げときゃいいかという感じで始めると速攻でアタリがあった。
これはまじで楽しい、久々に釣りに心から夢中になった気がする。
沢山アタリがあり、釣れる魚種も沢山いて何が釣れるか分からない、穏やかな海でまったりと景色を眺めながらキャストするのに時間を忘れて熱中してしまった。
コモドに来てわざわざこれ?釣れる魚は同じだし沖縄でいいのでは?というツッコミは遠慮いただこう!
何度か浅瀬でも水柱が立ったと思ったらでっかいGTが走って行ったがありゃ怖いよ。
あっという間に帰還の時間となった、ホテルで風呂入ったら着替えて空港へ、今回は一人ということで寂しいながらも色々な人にお世話になり、いい思い出が出来た。
特にリーフフィッシングにハマってしまったのでどこか他にもっと近くで出来るとこがないか探してみたい。多分ジャワ島でもプラウスリブとかカリムンジャワで普通に出来るだろう。
コメント
お疲れさまです
日本ならリーフフィッシングでも西表島とか宮古島でやると3万円以上かかるんでコモドでするのはアリかと思います。
こちらようやく朝晩が涼しくなりました。そろそろ釣り再開ですね~
コメントありがとうございます!!
最近日本のリーフフィッシングの動画も良く見ていますが、やはりそれくらいは掛かりますよね・・・
沖縄の沖筏で餌釣りする動画が面白く、やってみたいと思いました。
こちらは近いところですとジャカルタでも出来るのですが費用は更に高く、本当にコモド行く方が安上がりになりそうです、問題は休みがそうそう無いことだけですね。
日本は涼しくなってきたということはこれからの秋から初冬は色々な魚が釣れますね、是非楽しんできてください!!