インドネシアの高速鉄道WHOOSHに乗ってみた。

その他

今回釣り要素はミリしかありません。

長い間工事をしていたインドネシアの高速鉄道がついに先月開通した。

発端は日本とインドネシアのジャカルタ〜スラバヤ間の高速鉄道計画だったが白紙になりジャカルタ〜バンドンを繋ぐだけのこじんまりとしたものに。

日本は多額の費用を掛けて地質調査を行っていたが調査内容を流出させた中国が破格の条件を出しプロジェクトを掻っ攫い中国受注で工事は進む。

インドネシア政府は二国を競争させ有利な条件を勝ち取ったと賞賛されたのも束の間、工期は遅れ費用は嵩みどうしようもない状況になってしまう。

そんなこんなで予定より5年遅れ、55億ドルの予定から73億ドルに膨れ上がった費用を掛けたプロジェクトがついに国民に解放されたのだ。

テガルアル駅に到着

日本国民にとっては悪い印象しか無いこの高速鉄道であるがバンドンに住む私としてはジャカルタまで46分で行けるのは超絶ありがたい。

しかも駅は私の住むアパートから近い、バンドン〜ジャカルタ間と言えば最近は高速道路が整備されて混まない時間にぶっ飛ばせば2時間半くらいで行けるようになったがアポイントを取る場合は3時間以上の保険を取っていた。

駅は流石に新しい

私が普段乗る在来線もジャカルタまでは3時間弱掛かるので高速鉄道の46分というのがいかに早いかが分かる。

乗らない選択肢ないでしょという高速鉄道だが何となく二の足を踏んでいた。

中国×インドネシアなんてどうせトラブルでしょ(偏見)

事故ったら埋められるんじゃない?(事実)

駅の周りは大自然

しかしそんな中、お客様より今度出張行く時乗りたいから先に乗って具合を確かめとけという指令が降った。

もうちょい様子を見たかったが仕方がない…

チケットは駅でも購入可能

運賃は先月はお試し期間で無料だったが今月は半額、来月の2023年12月より正式な運賃となる。

私は1番安いプレミアム席で¥1,500、来月からは¥3,000となるが普段乗ってる在来線のいい席が¥2,500なので日本人目線で見ればそこまで高額ではない。

インドネシアの一般層からするとちょっと高いかも

改札も綺麗

チケットはアプリやwebサイトで購入可能、QRコードが発行されるのでそれを改札でピッするだけの簡単な仕様だ、切符が無いのはいいね。

ホームの様子
カッケェ!

東南アジア初の高速列車、愛称はWHOOSH(ウーシュ)

キャッチーでいい名前だと思う。

ピッカピカの車体である、555席で8両編成とのことだが朝イチ始発の客入りはまだスカスカだ。

1番安い席

私の購入したプレミアムシートは5列席、座り心地は在来線のプレミアムシートに毛が生えた程度か。

他にもビジネス、ファーストとグレードがあるが46分なら安い席で全然問題無い、ソロ行く時みたいに8時間座るとかならちょいしんどいかも。

高いほう
トイレもまあまあ…スタンダード
出発!

最初は150km/hくらいで進み程なくして次のパダララン駅に到着、そこで車内はほとんど席が埋まった。

パダララン駅には在来線のバンドン駅からの専用車両が出ているとのことでメインの駅はここなのだろう。

その後はジャカルタまでノンストップ、来年からはカラワンでも止まり計4駅を結ぶ形だ、カラワンに気軽に行けるのもいいね。

はえええ!

最高時速は350km/h、これは日本を走るどの鉄道よりも速い。

車内は揺れも騒音も無く快適だ、途中飛行機に乗った時みたいに気圧で耳が痛くなったくらい。

渋滞を尻目に
あっと言う前に到着

いやこれはまじで早い、インドネシアに長く住んでいる程、渋滞に苦しんだ程この凄さを実感するだろう。

実際このプロジェクトの成功で中国、ひいてはインドネシアは日本の技術を超えたとされている。

お試し期間なのでまだ駅のテナントは開いてない

インドネシアの未来は明るいでぇと感動したい所だがこの高速鉄道には問題も多い。

案の定だよ!

まず第一の問題は都市内の交通事情と停車駅の位置である。

どっちも街外れに停車する

当初の日本案では都市の中心間を結ぶ筈だったが実際はコストの問題か都市の南東の外れを繋ぐことになった。

この駅の位置から中心部に移動するのにかなりの時間が発生してしまう。その最たる理由がジャカルタもバンドンもめっちゃ道が混むということだ。

駅からはタクシーやバスで移動出来るが…

一応ジャカルタのハリム駅からはLRTの駅が繋がってたりバンドン側終点のテガルアル駅にもタクシーやバスが待機しているが都市中心部に行くのは面倒だ。

私ですら何でこんなとこに駅作ったんだ?って普通に疑問を浮かべる程微妙なとこに位置している。

専用車両で20〜40分、便によって変わる

終点手前のパダララン駅からは在来線のバンドン駅に無料の列車で移動出来るがそれでも平均で30分程かかってしまう。

そうなった時に浮かび上がる疑問、結局バンドン駅に着くなら在来線でいいのでは?ということである。

例えばジャカルタ中心部とか北部、スカルノハッタ空港からバンドンに行こうとした時に駅での待ち時間が無いものとして比べたら在来線の方が高速鉄道より早く中心部に着くんじゃないだろうか。

在来線、便利なんすわ

高速鉄道の利用目的を考えるとビジネスなら私のようにオフィスを巡るとかじゃなければ当然社用車を使うしあまり優位性は無い。

都市間移動に利用するにもバスや在来線の安い席に比べるとちと費用が高い、そうなると大多数の目的は観光利用になるだろう。

バンドン良いとこ一度はおいで

ここでバンドンについて説明するとジャカルタから140km、ジャワ島第四の都市となる発展した観光都市である。

標高700mに位置する為に気温が低く避暑地としての人気も高い、日中は変わらず暑いが朝と夜の過ごしやすさは段違いだ。

高速鉄道の電光掲示板の外気温表示もバンドン出発時は23℃だったのに10分程で31℃に変わった。それ程の差があるのである。

有名なブラガ通り、数々の絵画が並ぶ

産業は古くから紡績業が盛んでファッションの街としての側面を持ちつつアートや音楽などの芸術も盛んなことからジャワ島のパリと呼称されている。

美女の街としても有名

観光としては古きオランダの植民地時代の名残ある街並みやショッピング、最も人気のあるレンバン地域では数々の観光施設が点在している。

世界各国の風景を模した場所で写真撮影を楽しむGreat Asia Afrika
動物と触れ合える場所も多い

海外観光客というよりインドネシア国民、特に若者から絶大な人気を誇る都市である。

ただ道は全体的に狭く、夕暮れ時などは渋滞が酷い。

大学も多く、ナウでヤングな街

そんなバンドンもやはり観光をするなら都市中心部から北部が最も重要であり、高速鉄道の停車駅からの移動は不便と言わざるを得ない。

まじでバンドン側の停車駅周辺には何も無いのである。

私ん家からは近いよ!

もちろん高速鉄道への乗車とスピード体験はそれだけで観光の目玉となり得るが普段使いとしては些か在来線に軍配が上がり、リピートに繋がるかは何とも言い難い。

事実たった140kmの移動に高速鉄道必要なの?採算取れるの?という声は非常に多い。

来年あたりは大盛況だろうけど長期スパンで見た際に負の遺産と化すことが懸念されているのである。

駅の場所さえ良ければなあ

インドネシアに住んでてまだ乗ってない人やバンドンへ旅行行く人に一回は乗る価値あるよとオススメは出来るが一回で十分と思うんじゃないだろうか。

この高速鉄道を上手く使える方法は無いものか…

あるじゃないですか!

先ほど駅の近くには何も無いと言ったが訂正しよう、バンドン終点テガルアル駅の近くにはカンプンバトゥがある!

トーマン釣りに行こうぜ

ジャカルタから高速鉄道でテガルアル駅に、降りたら駅前のタクシーでカンプンバトゥ直行、車無いなら多分これが1番早いと思います。

PLGKもあるが渋滞時間を避けないとエライ目に会う

PLGKも行けなくは無いけど道中に最狂の渋滞地域レンバンを通るのでそっちは駅に着く時間ではもう遅いしやめておいた方がいい。

行くなら一泊して翌日の早朝に出発しよう。

パダララン駅はどうだろう

終点手前のパダララン駅はサグリンダムに結構近い、ボート手配出来るなら1人でも行けなくは無いかも。

ただやはりこの辺は最初から車で行くのが1番便利である。

みんな大好きRCG

ジャカルタのハリム駅からRCGに行くのはイマイチ、普通に中心部から行った方が早そう。

カンプンバトゥ以外は微妙だった

という訳でインドネシアの一大プロジェクト高速鉄道でした。

一度はお試しどうぞ!

もうしばらくは乗らなくていいや

コメント

  1. ツアート より:

    出張してる時にバンドンは遊びに行きましたが
    確かに涼しく過ごしやすかったですね
    薄手の長袖重宝しました

    ただ・・・渋滞がすさまじかったです
    どこに行ったのか覚えていませんが結婚式出来そうな場所で
    出店で色々買った記憶があります

    来年のレバラン明け位からそちらに行く予定です
    PE3.0位巻いてればトーマン釣れますかね?
    あのグリーンのきれいなトーマン釣ってみたいです

  2. haruhisa より:

    凄まじいスピードやし、こいつは乗る価値ありですね。
    そちらに遊びに行く際は是非とも利用したいです!

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