また間隔が開きましたがとにかく釣りに行く時間が確保出来ずバタバタしていました。

そして遂にやってきたIdul Adha(犠牲祭)に連なる三連休、去年はスラバヤにバラマンディ釣りに行ったなということで今年もどっか行きたい。

他の島に行くことも見据えてガイドさんに話をしてみるがやはり犠牲祭期間は厳しいとのこと、飛行機代もやたら高かったし、ここは近場にしておこう。
そういえばIさんからお土産にバズベイト頂いたし、トーマンでも釣りに行こう。
ピーコックもベリーダも釣りたいな、そうと決まればお泊りしかない!

という訳でやってきたのはいつものダム湖、去年のベリーダ釣行を最後に雨季に入ってからは来ていなかったので半年ぶりである。
前日までジャカルタに出張していたが帰りに帰省ラッシュの大渋滞に巻き込まれ、16:00前に出発したのに家に着いたのは23:00になってしまう。
インドネシアは今超不景気でレバランの帰省率が前年の50%とは聞いていたが、みんな肉は欲しいのか。

帰ってから仕事して準備していたら寝る時間は無かった。
寝ぼけ眼をこすりながらトーマンのポイントを目指す。

なんだかんだここには10回以上来ているがまともにトーマンを狙うのは初めてである。
Kampung Batu行けばトーマンなんてなんぼでも釣れるわいとあまり積極的になれずに誰かの付き添いで同乗してもハンパラとか狙っていた。

人生初のバズベイトを投げまくる、速攻で腕が悲鳴をあげる。
みんなこんなしんどいのを一日中やってるのかと驚いた、軽くて強い竿とハイギアのリールが欲しい。
バイトは結構ある、同じ魚が2度食ってきたりもするが中々合わせられない。結局5回もバズベイトにアタックがあったが1度も乗せられなかった。

派手に水面が炸裂するのでハマる人が多いのは分かる、しかし腕がしんどい。
暑くなってきたのでトーマンを一時中断してピーコックのポイントに移動する。

本来例年なら5月には既に乾季に突入している筈なのだが6月になった今もほぼ毎日雨が降っている。
その為か水位がかつて無いほどに上昇しており、ポイントが全て水没してしまっていた。
何度も通ったので地形はなんとなく覚えている。岩場があった場所に スピナーベイトを沈めてボトムを攻めると一発で竿がしなった。

何度も通って釣れなかった魚がポロッと釣れた。36cmのキクラピクティ、黄色いボディと青いヒレが本当に綺麗な魚だ。
この後同じ場所でスプーンに同じくらいのサイズが掛かったが目の前で漁師の網に絡まって引っ張った時に外れてしまう、残念。
しかしこのサイズがコンスタントに釣れるならすごく楽しいぞ、引きは強いし見た目もいいからテンションが上がる。

岸際は水没した木とかめちゃくちゃ良さそうなポイントばかりなのに反応があるのはやはりボトム付近。
ピーコックって際をデカいスイッシャーとかで早巻きして水面爆発みたいなイメージなんだけど、ここは徹底して底の岩場である。

数が釣れれば最高なのだがこの日は最初の2匹(1バラシ)で終了、それでもこれまで通い詰めて釣れなかった良型が釣れたのは非常に嬉しい。

11時になったので昼休憩に水上ワルンに移動、飯食って一眠りして夕方にもう一度トーマンやって夜はベリーダ狙いだ。

昼飯にさっき釣れたピーコックを揚げてもらったが前に食ったやつより臭みが無く、デカいので食いごたえたっぷりである、これは美味い。
80cmくらいにまでなる魚らしいがそんなのが増えたら漁獲量にかなり影響が出そうだ、美味しく食べてしまおう。

前日まで出張の為に生き餌を準備出来なかったので現地調達、養魚場で小さめのティラピアを売ってもらう。
体高のあるティラピアよりコイの方がつるっと飲み込めそうで良かったのだが、贅沢は言うまい。

寝てなかったので夕方までは爆睡、もう1組の釣り客が良型のトーマンを釣っていた。羨ましい!

夕方はひたすらトーマン、17:30-18:00くらいの所謂黄昏時がもっともいいらしいがバイトは無し。
腕が上がらなくなるまで竿を振ったがボウズに終わる。
朝に結構出たからなんだかんだ釣れると思っていたがそうは甘くない、毎週のように通っている人でも普通にボウズくらうと聞くし、また次回挑戦しよう。

夜釣りの時間がやってきた、この為に高い2日分の交通費払って来ているので是非釣りたい。

生き餌投入開始、養魚場の端っこで釣りをしているのだが足場が狭く不安定で暗闇の為にタックルやスマホの水没が怖い。
とりあえず紐で固定して不意に釣れて竿が飛んで行くのを防止する。

釣り始めて1時間もしない内に雨が降ってきたので一時退避、やっぱ降るよねえ…

昼に食べたピーコックがデカすぎてあまりお腹は減ってないがインドミーを晩飯にして雨が止むのを待つ。
ちなみにこの水上ワルン、泊まるのに特にお金は掛からない。

トイレでは水面直下にティラピアやパンガシウスが今か今かと餌を待っている、落水したブツはあっという間に食べられて綺麗に無くなってしまう。
魚食べて出てきた物を魚が食べるというサークルが完成しているが、ここのティラピア食べるのをちょっと躊躇してしまう。

水上ワルンは住めば都とは言い難いが充電も出来るし食べ物や飲み物があるので不便は無い。
ユスリカみたいな小さな虫は多いが陸地から離れているせいか血を吸う蚊がいないのも素晴らしい。
バケツの水で尻を拭くトイレはインドネシアにおける必須スキルで2、3回経験すれば慣れるので最初以外は忌避するものでもない。
実際日本のウォッシュレットの無いトイレよりも手を使って直接水で洗ったほうが綺麗になっていると思う。

雨が全然止まない、23:00を過ぎて疲れから眠気がマックスになり諦めて眠ることにする。
最近寝付けない時にYouTubeで睡眠導入として雨音を流しながら寝ているのでリアル雨音にも反応してしまった。

気づいたら朝になっていた、ベリーダは釣れなかったというか釣りにならなかったが今日こそはトーマン釣りたい。

早朝は再びトーマンからスタート、前日の筋肉痛もあり中々ツラい。
一度だけ小さなトーマンが飛び付いて来たが30分程やって釣果は無し。
昨日とは船頭さんが変わっていてピーコックの写真を見せたところ興味津々、しきりにピーコック行こうというので気持ちはピーコックに。

ピーコックのポイントに着いたらオカッパリの人達が何組か入っていて既に3匹釣れたらしい。
もう今日は厳しいかなと思っているといきなりガツンとアタリがあり竿がぶち曲がった。

ドラグ出まくりで全然上がって来ない、めちゃデカいピーコック釣れたと騒いでいたらデカいハンパラだった。
体高がすごい、後で測ったら50cm超えの中々見ない良型である。

その後私のタックルでキャストしてた船頭さんのスプーンに30cmくらいのピーコックが掛かったがジャンプで針を外されてしまう。
全体的にピーコックのサイズがかなり上がっている気がする、半年経って成長しているのだろうか。

人がまた増えてきたのでもう一つの実績があるポイントに移動、30分程離れた場所にある。
しかし水位の上昇でポイントの状況が不安である。


7~8メートル近く水位が上がってるんじゃないだろうか、この規模の湖でこれほどの水位が上がる為には相当量の雨が必要だと思われる。
いい加減早く乾季になってほしいな。

半年前まであったポイントや島が軒並み水没して無くなっている。
地形すら変わっているのでどこにポイントが沈んでいるのかも分かりづらい。

とりあえず来てしまったので岸際に船をつけながらポイントがあったと思われる場所を探してランガンする。

以前は毎投のように釣れていたレッドデビルを釣るのにも苦戦する。
しかしレッドデビルが釣れるということは岩場があるとアタリを付けて付近を攻めているとピックアップ前のルアーに下からピーコックが飛び出してきた。

後頭部が盛り上がるのは産卵期のオスの特徴らしいが、子孫を残す気マンマンである。
昨日釣れたピクティとは違う種類に見えるが素人なので分からない。

その後レッドデビルは複数釣れたがピーコックは釣れず、今日は昼前に帰ってプールでひと泳ぎして寝よう。
ポイントが水没しても釣れないことは無いのだがやはり乾季の減水期の方が釣りやすい。木がいっぱい沈んでいるので根掛かりも多かった。

そんなこんなで一泊二日の釣行はおしまい。
残念ながらトーマンとベリーダは釣れなかったが良型のハンパラとピーコックが釣れたので満足である。
増水期はトーマンが産卵モードに入るらしく水が減ってからの方が良いと船頭さんが言ってたが流石にもうそろそろ乾季に入るだろう。

コメント
今日はアゼミチさん。
投稿楽しく読まさせて頂いております。
私も物心ついた頃より釣りが好きで現在も河や海で釣りしております。
5年前には単独で南米のガイアナへピーコックを狙いにいったりと冒険と釣りのセットが好きな人間です。
来週にジャカルタ予定なのですが、1週間弱の休暇なのでジョグジャカルタ まで足を伸ばして釣りに行こうと思ってます(釣り堀ランキング参考にさせて頂いております)。
もし宜しければ釣り堀を回ったりとご一緒に釣りができれば光栄と思っております🎣
ご予定に空きがあるようでしたら是非ご連絡ください♪
コメントありがとうございます!!
メールアドレスに返答を送らせて頂きました!
お手数ですがご確認の程、宜しくお願い致します!