激闘!100万円争奪釣り大会!

釣行記

1月の半ばにIさんより耳寄りな情報が寄せられた。

グルーパーの釣り大会

なんと優勝賞金は100万円、正確には今のレートで95万円だがレート換算が面倒な私はこのブログではルピアから0を2つ減らすだけのガバ換算をしているので100万円である。

とは言え参加費は8万円、最初はそんな馬鹿げた費用で参加する奴いるのかよと思っていた。

狂気の沙汰ほど面白い

しかし、しかしである!よくよく考えてみると8万の投資で100万をゲット、相手は過去に私を苦しめたGOGOランプのクソピエロではなく魚である。

ギャンブルと考えると期待値は高いのではないだろうか?

とりあえず様子だけでも…

インドネシアの法律では賭博は禁止されているがこんな感じで高額な賞金や商品を賭けた釣り大会は意外と頻繁に開催されている。

最近ブロックMに半グレが裏スロット店を開き速攻で摘発されたという話を聞いたが、釣り大会もギャンブル要素結構あると思う…

優勝商品が車とかの大会もあるらしい

ただ運要素が強いとはいえ、それを引き込む為の準備や対策は大事である。

という訳でやって来たのは2023年にオープンしたばかりのグルーパーとバラマンディの釣り堀、Kolam Pancing Siakap PUである。

現地語でバラマンディのSiakapとハタのKerapuからきているものと思われる。

立地はあまり良くない

私の住むバンドンから車で2時間半、スバン県の先っちょにあるこの釣り堀はグルーパーとバラマンディが対象となっている。

以前エビの養殖場に迷いバラを狙いに来たがあそこからそんなに離れておらず、周囲は田舎で道も舗装されていない為に悪路が目立つ。

とりあえず受付で色々聞いてみる

来週の大会に出たいかもということを伝えてとりあえずタックルの感触を確かめる為にも釣りをしてみる。

かなり客が入っている

前に電話確認した時と少々状況が変わっており、釣った魚を自由に持ち帰れる池とキャッチアンドリリースのモンスターポンドの2つが現在解放されているようだ。

めっちゃ釣れてるやん

持ち帰りの池は3時間¥2,100からで以降は1時間毎に¥700追加となっている。

モンスターポンドは¥5,000からでこの日は持ち帰りの池は大盛況だったがモンスターポンドは誰も釣りをしていなかった。まあ持ち帰りのがいいし当然かもしれない。

去年電話で確認した際は秤売りの池もあってモンスターポンドも1万円と言っていたがシステムに変更があったようだ。

活エビは一匹¥20

グルーパーポンドはタンゲランにも何軒かあるみたいだが、大体秤売りなので釣れただけ持ち帰り自由で¥2,100というのはかなり安いと思われる。釣れれば。

活イナっ子も一匹¥30で買える

なにより24時間営業というのがなかなか凄い、当然時合があるようで沢山釣ってた人達は朝の4時からやってたらしい。

バラもいいね

持ち帰り池は大体500gから2kgくらいまでの魚が入っており、モンスターポンドは2kgから17kg。

大会はモンスターポンドで開催されるのだが今日は太いリーダー使った時のキャストフィールやオモリを使っての飛距離を確かめたいだけなので持ち帰り池を選択。

かなり広い

朝の9時過ぎから釣りを開始したが中々渋い、障害物周りを丁寧に攻める必要があるようだ。

周りも全く釣れてないことはないがボチボチである。

モンスターポンドを体験させてもらう

最初に来週の大会に出るかもと伝えていたのでスタッフさんがモンスターポンドをちょっと試させてくれた。

入れ食い

こっちは餌を投入した瞬間に複数のハタが寄って来て取り合い、速攻で釣れた。

ルアーが出来ないのは残念だが近くで同じような釣り堀はバタムかマレーシアにしかないので¥5,000なら悪くないかもしれない。

持ち帰り池でも1匹ゲット

モンスターポンドを体験した後で持ち帰り池に戻り早速1.2kgのハタをゲット、持ち帰るのは面倒なのでここで食べてしまおう。

炭火で焼いてくれる

料理の料金も1.2kgのハタで¥480とかなり良心的な値段だ。

レストランでハタ食うと小さいのでも¥3,000とか余裕で超えるので釣りをする値段を入れても全然安い。

美味いものを腹一杯食べられる幸福

運転手さんと2人でハタにむしゃぶりつく、最近までダム湖で釣れた魚を揚げてもらって美味い美味いと食っていたが流石にこれは食い物としてのステージが違う。

炭火でじっくり焼かれたハタはこれより美味い焼き魚は食ったことないと思えるほどだった。

実際に来るまでは前情報だけ見てあまり興味をそそられなかった釣り堀だが正直かなり良い、これ食べるだけに来たいと思えるが立地だけが残念である。遠すぎて気軽に行けない。

準備されてますねえ

主催者のインドネシア釣り界隈の重鎮みたいな人も来て色々話した挙句、来週の釣り大会への参加を決定。

その後スタッフさんに仕掛けやポイントについて色々教えてもらいその場で参加費を送金。

もう後には引けないねえ…

仕事帰りにスーパーで作戦タイム

それからの1週間はスタッフにめっちゃ昼飯奢って善行ポイントを稼いだりゲン担ぎにチキンカツを無駄に食った。

100万円の使い道もしっかり仕事中に考えた。

そしてついに当日がやって来た。

朝から雨

自宅を朝5時に出発し8時前に到着、天気は悪いが会場は既に賑わっている。

やたら人が多い

こんなに参加者いるのかよと思ったら半分以上はギャラリーかキャディさん、参加者も2人1組で参加している人が多いようだ。

私が1人で来ていることを伝えると正気か?と言われたが相方がデカいのバラしたら友情崩壊しない?

いよいよ大会が始まる!

本大会のルールは竿一本、針は支給された物を使用、PEは3号以上でリーダー80-100ld推奨。

リーダーも新調

餌は冷凍餌の支給があるが魚に限り持ち込みは自由である。

私も前日の夜にスーパーでアジっぽい魚を買い占めて来ている。

開会宣言と運命のくじ引き

結局参加者は25名、外国人は私のみである。

8万円という高額な参加費を払っていることとそれぞれのタックルを見るに参加者はインドネシアでも中流階級以上なのだろう。

運営やスポンサーの刺客的な人は何人かいるが、村総出でお金を少しずつ出し合って送り出されたような主人公的バックボーンを持ってそうな奴はいない。

めちゃくちゃいい席取れた

くじ引きの結果は奥の端の1つ隣、スタッフさんオススメの最高の場所を確保することが出来た。

勝たなきゃ誰かの養分…

カウントダウンと同時に大会がスタート、朝2時間、場所変えを挟んで昼2時間の計4時間である。

シンプルに1番重いハタを釣った人の勝ちだ。

一位は100万円、二位と三位がバイクだが一位にしか興味無し、17kgのハタ一本狙い。

爆釣

着底と同時に速攻で釣れる。

場所がいいのか餌がハマったか、ほとんど休みなしに釣れ続ける。

やっと計量サイズが

明らかに周囲より倍以上の数が釣れているが中々サイズが出ない、そんな中強いアタリがあり7.9kgの暫定2位に食い込む魚が釣れる。

休むヒマが無い

釣れるのは5-6kgが中心だが引きは中々強烈、想定より釣れすぎて体力的にもツラい。二人一組で交代要員を用意する意味が今やっと分かる。

買った餌もあっという間に底を着きかけているが写真を撮る時間も惜しんでキャストを続ける。

昼は打って変わって

結局午前の部では数は誰よりも釣ったもののサイズが伸びず3位で折り返し、この時点の一位は9kgとまだ逆転の可能性は十分にある。

しかし、午後に指定された移動場所は全然釣れない。餌が尽きて支給の冷凍餌に変わったこともあるかもしれないが周囲もダメダメだ。

場所が違うだけでここまで変わるか、バタムのグルーパーポンドにワープしたい。

これは場所がめちゃくちゃ大事

午前でもっとデカいのが獲れなかったのが悔やまれる。

餌を手前に寄せればアタリはあるが2kg前後のやつばかりである。

時間だけが経過し、順位が落ちてしまう。

朝からやりなおさせてくれ!!

結局3位も逃し最終的に5位で終了、優勝者は10.3kgを釣った地元の人だった。

10kgなら普通に有り得た筈だ、午前にサイズを伸ばせなかったのが本当に悔しい、あんないっぱい釣れたのに…

それは預けといてやるよ

8万円を失う喪失感は中々だがここまで燃えたのもインドネシアではそうそう無い。

また同じ大会があれば絶対に参加しよう、12回までは負けても元が取れるのである。

8万のコーヒー飲んで帰るわ

コメント

  1. haruhisa より:

    参加費8万円とは凄いですね!
    釣りバカになりきれてない僕は2回福原に行ってもお釣りがある。と考えてなかなか出す勇気がありませんね~
    次回のリベンジ期待しております🙏

    • azemichitanbo より:

      コメントありがとうございます!!

      パチンカスの思考では2回行けるのに・・・よりも勝てば25回行ける!という気持ちが勝ってしまうのですね。

      次回はいつあるかは分かりませんが、是非また挑戦してみたいです!

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