バタム島の魚市場を見に行ってきた。

ラマダン(断食月)に嫌気がさしてジャワ島を飛び出した小旅行最終日、今日は昼前の飛行機で帰るだけなのだが、折角だからローカル市場を見ておきたい。

早朝でも賑わっている

Pasar(パサル)と呼ばれるインドネシアのローカル市場は通常朝の5時くらいから店を開け始め、昼前には終了する。

インドネシアの食卓を支える重要な基点であり、その地の文化を目の当たりに出来る非常に面白い場所だ。

ベラ系の魚のようだが牙が生えている

バタム島は海に囲まれた小さな島ということで海産物が沢山並んでいると予想され、来る前から非常に楽しみにしていた。

中華系の店も多いので市場も異なるのか非常に興味深い。

青い斑点が美しいエイだ
サメも沢山並んでいる
フエダイとBlue Task Fishと呼ばれるイラ系の魚だ
マナガツオがたくさん
ツバメコノシロとバラマンディ

やはり海は繋がっているということで日本の南方の魚に似た分布域になっているのか、種類までは分からないがコレの仲間だなというのは分かる魚が多い。

デカいバラマンディ、釣りたい
GTはキロ¥300とのこと
いつか釣ってみたい魚クイーンフィッシュ
サメにバラクーダと、なんだろう?

ゲームフィッシングの対象魚として人気の魚もちらほら並んでいる。陸っぱりで釣れるなら嬉しいんだけど、やはり船に乗らないとダメか…

真ん中奥の赤いやつはめちゃ引きそうだ
アジがたくさん
無造作に置かれたデカい魚はサカタザメか
陳列はこんな感じ

何度も書いているがインドネシアの市場をうろついて嬉しいなと思うことはカメラで写真を撮っていても怒られないことだ。

むしろカメラを向けるとこれを撮れ、とかポーズをとってくれたり、カメラだぞ、お前写れよみたいな感じでフレンドリーに接してくれることだ。

これが日本の漁師なら怒鳴られたりシバかれることもありそうなので、こういうインドネシア人のノリのいいところは大好きである。

カメラでにっこり
離れていてもポーズをくれる

一通り魚市場を見回ると外に出てみる。この周辺一帯は大きな市場になっており、野菜や香辛料、衣服などが売られており、非常に賑わっていた。

市場は広いが通り道は狭い
親指サイズの小さなミカン
ベリー系の見慣れない果実だ
トマトと唐辛子はサンバルソースに欠かせない
野菜も果物も肉も全て量り売り

外の市場を歩いているとまた中に入れる大きな屋内の市場があり、潜入を試みる。

狭い通路の両端に肉や魚が大量に並んでいる
人がいっぱいで動けない所もあった
南方系の魚がたくさん
皆大きな声で呼びかけをしていて大賑わい
コロソマやティラピア、クラリアスなどの淡水魚も

ここで入った建物内は人でびっしり、コロナが沈静化しているとはいえあまり長居したくはない場所である。

しかしながら人々は活気に溢れ、バタム島での生活を垣間見ることが出来た。

飛び散る肉片も市場の醍醐味?
大きなダツとオッさん
このバラクーダはめちゃくちゃデカい、140cmはありそう
大きな魚はぶつ切りに
カツオもトンコルと呼ばれ、屋台などで一般的に食べられる
ツバメウオ釣ってみたい、どっかで釣れないだろうか
外に脱出、香辛料が並ぶ後ろに大量の籠が
みかんにスイカ、ドラゴンフルーツ
屋内市場の外観はこんな感じ

中々カオスな空間だったが外に出てもカオスである。しかし何というか、海産物がある以外は普通である。

架橋系の飯屋が多いのに豚肉とかも見かけないし、普通のインドネシアの市場という感じなのだ。

若干の違和感を感じながら散策をしているとタクシーの運ちゃんが話しかけて来たのでここ以外で面白い市場は無いかと聞いてみると、近くにチャイニーズマーケットがあると言う。

それそれ、それが見たかったのよとタクシーに乗って別に存在するという架橋系の市場に向かう。

泊まっているホテルの目の前だった

何故か宿泊しているホテルに戻って来たと思ったらホテルの目の前が市場だった。

言われてみればこの辺中華系の飯屋ばっかりだったなと、私が滞在していたのはチャイニーズタウンだったことにようやく気付く。

仏具を扱う店もある
市場内、やはり野菜や魚、肉がメインである
メーター近いバラマンディだ、デカい
大きなハモが売られている
エビが沢山、これを餌にしたらデカいの釣れそうだ
豚肉は独立した空間で売られていた
鶏肉も、これは脚だけ黒い
瑞々しい野菜
果物や野菜は基本的に同じだ
怪しい色の調味料が売られている

チャイニーズマーケットも普通の市場とそんなに違いは無かったが楽しかった。

やはり楽しみは食事、前日の夜は居眠りしてしまい食べる機会を逃していたので腹ペコだ。

中華系の食堂は賑わっている
朝から大忙しだ
お粥にシンガポールチキンライス、悩む

正直どこで食べても絶対美味いわと思えるのだが、やはり現地飯、ジャワ島ではあまり食べられない物が食べたい。

二兎追うもの二兎を得るまで探す

シンガポールチキンライス(海南鶏飯)とマレーシアの名物バクテー(肉骨茶)で迷うがめちゃくちゃ腹減ってるのでどっちも食べたいと思っているとちょうど両方を扱う店が見つかった。

朝からでもスッキリ食べられる味付けだった

シンガポールチキンライスはチキンがしっとりかつ適度にオイリーでさっぱりしたポン酢みたいなタレと最高に相性がいい。

肉骨茶は名前で敬遠した過去があるが、何てことはない豚肉のスープ料理である。

パクチーの風味が人を選ぶが骨離れのいい豚肉と中華風のスープの相性が良く夢中で完食してしまった。

腹いっぱいで眠くなる

10時過ぎには空港に向かわないといけないのでまずは風呂で魚臭い体を洗い、チェックアウトをする。

2泊3日の弾丸旅行もこれにて終了、またすぐにレバラン休暇があるので今度はまた違う市場を見に行こう。

市場はいつも旅の思い出に彩を添えてくれる

コメント

  1. リトルN より:

    こんにちは!!
    PASAR良いですね~ 家の近所のPASARに行ったときは最高に楽しかったです!
    そこは魚が少なくて少し残念でしたが、流石はバタム島!いっぱい魚が売ってますね~
    揚げて食べれば美味しいだろうなぁとプアサでお腹が空いて涎をながしながらながめております(笑)
    シンガポールのチキンライス!タイで言うカオマンガイですかね?アレは美味しいですよね~
    !!!

  2. azemichitanbo より:

    コメントありがとうございます!
    ジャカルタもコタトゥアの北に魚市場あるみたいですよ。
    私は断食から逃げてジャカルタに遊びに来ています。
    カオマンガイとハイナンチキンライスは似てますね、タレが違うくらいかな?
    モールの中華屋とか行くとよくメニューにありますね。

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