インドネシアの怪魚釣り堀を巡り早数年、多分というか間違いなく現地の怪魚釣り堀の情報はこのブログが世界で唯一となっている。
Pemancingan Anugrah
情報を調べているとよく名前が挙がるこのAnugrah、場所が少々離れており、行きたいとは思っていたが行けていなかった。
本当はプルワカルタのダム湖にベリーダを狙いに行きたかったのだが船頭さんにドタキャンをくらってしまった為に代わりに行くことにした。
今回もIさんが同行し、朝の7時過ぎに到着した。
前日の夜に道路を横断していたら道を譲ってくれたトラックの脇から無灯火ノーヘルのキッズが運転するバイクが突っ込んできて轢かれてしまった。めちゃくちゃ腰が痛い。
痛み止めを飲んで強行しているが水を見た途端に元気になるのは釣り人の性か、未だ釣ったことがない2種類の魚を釣ることが今日の目標だ。
入っている魚種はレッドテール、タイガーショベルノーズ、レオパードキャット、ピラルク、バラマンディ、トーマン、コロソマ、パールム、カイヤンなどなど、大抵の魚が入っているそうだ。
ここはルアーもシングルフック一個ならOKだが、スタッフのにいちゃんはルアーよりワームが良いぞと言ってきた。まあスレてるんだろう。
メバルワームを投げていたIさんに早々にヒットがあったがバレてしまった。
スタッフのにいちゃんがコイの切り身を用意してくれたのですぐに餌に切り替える。
何度かのアタリの後でIさんに大物が掛かった、かなりの引きで建物の下に突っ込んでしまう。
上がって来たのはメータークラスのレッドテールとタイガーショベルノーズの交配種、こちらではレオパードと呼ばれている魚だ。幸先のいいスタートである。
やはり餌釣り、コイの切り身には様々な魚が反応してきてくれた。
魚の切り身にはやはりナマズ系の反応が良い。タイガーショベルノーズが釣りたいがかなりレアらしい。
バラマンディとかトーマンがいるなら生き餌も流してみたいと尋ねると生き餌は外で買ってこないといけないと言うのでスタッフのにいちゃんにチップを渡して買ってきてもらう。
生き餌を流してすぐにIさんにアタリがあった。あまり大きくはなさそうだが、何が釣れたのだろうか?
私が今日釣りたかった魚が釣れていた。インドネシアではバウンと呼ばれる魚だ。
インドネシアからマレーシアなどに生息する在来種で体長は40cmほどだがギギ科ということでヒレの部分に棘を持つ。刺されると超痛いらしい。
同属にはアジアンレッドテールというかなり大型になる種もいてそっちも釣ってみたいがとりあえず羨ましい。
日が昇るにつれてアタリが遠のいていった。やがて雨が降って来た為に屋根の下で魚の反応を待つ。
雨が降ったことで魚の活性が変わったのか、再びアタリが増えてきた。
バウンを連発するIさんを指を咥えながら見ていると私のほうにもアタリがあった。
ナマズ系ともコロソマとも違う走りにトーマンでも来たかなと思いながら寄せてくると綺麗な魚体が見えた。
私が釣りたかったもう一匹の魚、インドネシアではジェラワット、スルタンフィッシュとも呼ばれるコイ科の魚だ。
スルタンとはインドネシア語で王族、その昔王族のみが食べることを許された高貴の象徴ともなっている魚だ。超嬉しい。
体長は50cmほどか、独特な引きをして楽しかった。
ちなみにこの魚の綴りはIkan Jelawatでジェラワットと読むがJerawatだとニキビという意味になる。
日本人の私にはLとRの発音の使い分けが難しく、よく笑われてしまう。
時間はお昼時になり、昼食を取りながらアタリを待つが全くアタリが無くなってしまった。
場所を移動すれば変化はあったかもしれないが腰が痛すぎておっくうになってしまう。
今日はこれにて納竿である。
西ジャワエリアではボゴールのRCG、スバンのLPGKと並んで有名なここAnugrah、色々な魚種を釣ることが出来て非常に楽しかった。
もうインドネシアの怪魚釣り堀はあらかた回ったことになるが、まだ見ぬ魚を釣るためにも情報収集を続けていきたい。
- Pemancingan Anugrah
- 営業時間 8:00〜18:00
- 料金、2時間¥500、4時間¥1,000、終日¥1,500
- ルアー可 ※シングルフック1本
- 餌は切り身、練り餌、パンなどを購入可
- 生き餌はお願いすれば買って来てくれた
コメント
見つけました!笑
すごいところだ…
憧れます!
コメントありがとうございます!
コロナ禍が収まったらぜひインドネシアに遊びに来てください!
色々な魚が釣れますよ!!