スラバヤのインドネシア最大の釣り堀Monstero Fishing Parkに行ってきた。その①

釣行記

スラバヤにはインドネシア最大の怪魚釣り堀があるという話は以前から聞いていた。

昨年ダトニオイデスという魚が釣りたくてしょうがない時期があり、ここで釣ることが出来るという噂を聞いてスラバヤに飛び立ったのである。

Monstero Fishing Park

スラバヤから南のSidoarjo(シドアルジョ)という街に位置するMonstero Fishing Parkは元々熱帯魚好きのオーナーが作った釣り堀でまさにアクアリウムショップで見るような魚がそのまま釣り池に泳いでいるという魚好きにはたまらない釣り堀である。

Monstero Fishing Parkの入り口

事前情報は特に無し、ダトニオイデスがいるという情報だけを頼りにバンドンから飛行機に乗って来た。土曜日の朝に出て日曜日の昼に帰る弾丸釣行だ。

朝6時のフライトでスラバヤの空港を出たのは9時、空港からグラブタクシーに乗り3-40分程で目的地に到着した。

墓地の隣に広場があり、その奥に釣り堀の入口があるが非常に分かりにくい。

釣りキチ三平のイラストが随所にある。

この時はまだ矢口高雄先生もご存命の頃だった。多分許可は取ってないと思うけど、大好きな漫画のイラストを見ると嬉しく思ってしまう。

釣り池は複数に分かれており、ティラピアやグラミーの餌釣り池、オニテナガエビの餌釣り池のようなファミリー向けの釣り池の他にUL(ウルトラライト)池という様々な魚種が入ったルアー専用池、モンスター池という餌もルアーもOKの大物専用池が存在している。

放流魚のラインナップ
もの凄い数の種類だ

数が多すぎて画像を見てくれとしか言えないが本当に魚種が豊富だ。中にはこれルアーで釣れるの?という魚もいるが、ドラドやジャウー、オスカーにブラックゴーストなど南米の魚も豊富だ。

釣果写真、日本人と思しき写真も

モンスター池には50kgまでの魚もいるらしく、まさにモンスターと呼ぶに相応しい。私はダトニオイデス狙いの為にUL池を選択した。

受付は食堂にもなっている。

料金はUL池が¥1,000、モンスター池が¥1,700/竿毎。UL池とモンスター池のセットで¥2,300というパック価格もある。他の池は計り売りのシステムだ。

中古ルアーが売っている。少し古いが日本製ばかりだ。
UL池の風景

UL池はかなり広い。この中から狙いの魚を釣り上げるのは相当に難しいだろう。今回はスピニングタックルを二本持って来ているが、可能な限り変わった魚をたくさん釣りたい。

Cichlasoma urophthalmus

とりあえずミニワームで際を探っていく。シクリッド系の魚が沢山入ってるようだが、このマヤンシクリッドが特に多かった。肉食魚の餌になっているようだ。

Amphilophus labiatus

際は石垣になっており、隙間から色々な魚が飛び出してくる。ダトニオイデスも際に着いているとのことで、ここでの方向性は固まった。

Vieja maculicauda

UL池とは名ばかりにかなり大型の魚も入っているようだが、何が釣れるか分からないという意味でも魚が掛かる度にワクワクがある。

Heterotilapia buttikoferi

本命は全然釣れないが自身でも初めて見る魚ばかりでめちゃくちゃ楽しい。

Atractosteus spatula

アリゲーターの稚魚もたくさん泳いでおり、割と簡単に釣れる。時たま1mくらいありそうなやつも泳いでいた。

Osteoglossum bicirrhosum

あっというまに時間は過ぎ、暗くなってきた頃にシルバーアロワナが釣れた。アジアアロワナやノーザンサラトガも泳いでいるのが見えるが食わせるのは難しい。フライのが良さそうだ。

この日はこれにて納竿、スラバヤにホテルを取っていたので一泊して日曜日の朝に賭ける。

日本食レストランでまともな日本食に舌鼓。

流石インドネシア第二の都市スラバヤ、色々とクオリティが高い。スラバヤのことを説明する際にジャカルタが東京ならスラバヤは大阪、という例えを頻繁に聞いたが実際はジャカルタの発展具合とはかなりの差がある。それでもかなり発展している都市であることは間違いない。

翌日は昼のフライトでバンドンに帰らなければいけないので正午過ぎには空港に向かう必要がある。

連絡先を交換したスタッフさんから予め伝えておけば朝の5時から釣りが出来ると聞いた。もちろん5時からやる!と言っていたので午前3時半にホテルを出発する。

仕事なら絶対嫌なのに、釣りとなれば何時にでも起き上がることが出来るのは皆同じではないだろうか。

今日もUL池の岸際でダトニオイデスを探す。
Cichla orinocensis

初めて見るピーコックだ。

Cichla piquiti

Azulと呼ばれる高価な青いピーコックバス。これも初めて見る。

Cichla ocellaris

岸際にはピーコックも沢山着いている。何より色々な種類が釣れるので楽しい。Cichlaという名前から分かるようにピーコックバスもシクリッドの一種であり最大種である。

Chitala ornata

小さなベリーダも釣れた。全然引かないがダトニオイデスよりも嬉しいかもしれない。このブログのヘッダー画像はコイツのしっぽ。

Lates calcarifer
Pangasius sanitwongsei

ルアーを試してみるとバラマンディやパールムなどモンスター池にも入っている魚が食ってきた。この池は本当に多種多様な魚を釣ることが出来る。

しかしここで無念のタイムアップ。バンドンに帰る時間になってしまった。

他の釣り客が小さなダトニオイデスが釣れたよ、と言っていたが私の竿には掛かることは無かった。

何度でも通いたい釣り堀だ。

断言出来る。ここがインドネシアで1番面白い釣り堀だ。次こそはダトニオイデス釣りたいな。

  • Monstero Fishing Park
  • ジュアンダ国際空港から南に約40分
  • 入場価格¥80
  • UL池価格¥1,000
  • モンスター池価格¥1,700/竿毎
  • セット価格¥2,300
  • ルアー池は原則キャッチ&リリース
  • バーブレス推奨
  • 平日営業時間 9:00-18:00 (月曜定休日)
  • 土日営業時間 8:00-19:00
  • 予約で5:00から入場可能
変わった魚に会いにいこう。

コメント

  1. リトルN より:

    こんばんは!!
    ああ!! ここに行きたいです(^^)/ スラバヤっていうのも良いなぁ~♪
    なんかインドネシアが恋しくなっている自分が怖いです(笑)

    • azemichitanbo より:

      コメントありがとうございます!今は飛行機に乗るのに検査が必要なので、それさえクリア出来ればジャカルタから日帰りも出来なくは無いですよ。最近はUL池に大型の魚がかなり放流されて釣れる魚も変わってきているみたいです。

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