スメダンの清流にイカンニレムを釣りに行ってきた。

釣行記

最近はもっぱらダム湖にてデカいピーコックを探す週末、ボウズは無くむしろ毎回爆釣の部類ではあるのだが中々本命に出会えない。

大量に釣れるし楽しくはあるのだが…

赤い悪魔に辟易としたところで10月の後半になり遂に雨季の到来が各地で宣言され、今年の雨季は11月の頭に本格的に突入する見込みとのことだ。

ついにスコールが降り始めた、嫌だなあ・・・

去年が5-6年に一度周期的に来る大渇水の年で12月半ばまで雨が全然降らなかったが、今年は例年通りという感じだ。

運転手さんもレッドデビルは食い飽きたらしい

ダム湖の水位もどんどん下がって水質がイマイチになり、早くある程度はまとまった雨が降って欲しいなと思っていたところなので丁度良いのだが、雨が降り続くとダム湖のような広いポイントや釣り堀以外は行きづらくなってくる。

釣りたい魚がいるんです

そんな中、前からSNSで見て興味を持っていた魚をふと釣りに行きたくなったので雨が降って川が濁流になる前に行こうと情報を集めてみる。

Osteochilus vittatus

東南アジア各国に広く分布するこのコイ科の魚は英語ではBony Lipped Barbと呼ばれ、その名の通り口周りが骨っぽくなっている魚である。インドネシア語ではIkan Nilem(イカンニレム)と呼ばれている。

10cmちょいの奴はMonsteroのマイクロポンドがあった時に釣っていたのだが、鱗が綺麗に発色し、非常に美しい模様を浮かべる個体がいるようだ。

キラカードみたいで綺麗(小並感)

今回はそんな綺麗に発色した個体を実際に見てみたいということで友人に釣り方や場所を聞いて早速チャレンジしてみる。

色々な釣り方があるようだ

私の会社のスタッフに聞いてもあそこで釣れるよと言うくらいメジャーな魚だしYouTubeとかでも色々なとこで釣れている。

今回の目的地

私の住んでいる場所からそう離れていないとこでも釣れるようで、詳しい場所を聞いて運転手さんにお願いした。

餌も何でもいいとのことだが、藻や虫系の餌が特に良いとのこと、そして一押しの餌はPuaという虫らしい。

1パック¥200でした

なんじゃそれ?と聞いて見ると近くで売っているから注文してやるよということで待つこと1日、Puaが届けられた。

アリだー!!

Puaの正体はシロアリの幼虫、凄い売り方してるなと感心したが部屋に置いて脱走されたら最悪なのでバルコニーに放り出していたら明け方見てみるとタッパーにヤモリがいっぱいへばりついていた。これは集魚力に期待大だ。

すんごい流れ速いけど水は綺麗

という訳でやってきたスメダン県の清流、ダムの放水直下のすぐ近くということで流れは非常に速い。

インドネシアの川といえばドブ川のイメージだが、山間部には綺麗な水の清流も存在しているとしてもジャワ島でここまで綺麗な清流が見れるとは思わなかった。

近くにデカい滝壺があるようなものか

テンカラの竿でミャク釣りしろと言われていたが長い竿は持っていないのでスピニングロッドに浮き仕掛けで投げるしかない。

深いとこは遠いな

川辺へのエントリーは容易だったがやはり流れが速い、これは長い渓流竿でオモリも重くして川の水深が深いとこに入れないとキツそうだが無いものは仕方ない。

普通に清流だ、インドネシアじゃないみたい

空気が澄んで非常に気持ちよく、浅いとこに入水して水深があるとこの手前まで行くのもやぶさかではないがこの流れの速さだと足を取られて流されると余裕で逝けるので安全パイを取っておこう。

先行者が2名ほどいたが釣れていないらしい

岩の上に腰かけて手をいっぱいに伸ばして餌を投入、これで釣れて欲しいがそう甘くはない。

二時間程粘るもアタリは無く、風に煽られてタッパーがひっくり返り大量のシロアリを膝の上にぶちまけてしまい心が折れる。

初めて知ったがシロアリはめっちゃクサイ、昆虫食としてメジャーで美味いという記事を見たことがあるがこの匂いそのままの味がするなら食べたくはないな。

スプーン投げてえな

ダム湖の直下ということでハンパラいるらしいし、ジャワマシールもいそうだからルアーを投げたい気持ちに駆られるが今日のターゲットはあくまでニレム。

グーグルマップを開き隣で釣りをしている人に聞いてここがすごく釣れるという所に移動する。

ここは釣れそうだ!

距離はそんな離れてないが道が最悪で到着に一時間かかった、そして驚愕の事実を知る。

釣り禁やないかい!

がっかりだが折角なので警備員さんに景色を見に行っていいかと聞くと問題無いとのことで歩いて川に向かう。

Kerbau(水牛)の大行列

道端にとんでもなくでかいウンコがあちこちにあったのでゾウでも密かに飼われているのかと思ったら大量の水牛がそこら中に歩き回っていた。近づくのはちょい怖い。

スプーン投げてえな

雰囲気はとてもいい、ここなら釣れそうだしなんなら餌よりもルアーを投げたい。しかし釣り禁ならどうしようもないのでまた移動して折角買ったシロアリでなんかしら一匹は釣りたい。

なんかしら釣れるっしょ

結局やってきたのはダム湖、世界記録級の13kgという巨大トーマンが去年上がった釣り場であるが虫餌で小魚は釣れるでしょう。

しかしルアーで釣れそうな立ち木ポイントを見て我慢が出来なかった。

スプーン投げるわ(揺るがぬ思い)

スプーン投げていると数投でガンッというアタリがありドラグがどんどん引き出される。レッドデビルだとここまで糸は出ないので多分ハンパラだがドラグを締めている間にバレてしまう。

水上ワルンあれば餌で釣れる小魚いっぱいいたのにな

こうなってしまうともう頭から餌釣りは消失、ひたすらスプーンを投げる。

一心不乱に1時間程キャストを続けたがアタリはバラした一回のみ、その後先日ぶっ壊れた部屋の冷蔵庫の修理業者が来るから早く帰って来いと言われたので納竿。

コーラ飲みながら子猫と遊ぶ

非常に残念な結果になったが少々調査と準備が足りなかったか、渓流竿買ってまた雨が降らない時期になったら友人にもついて来てもらって挑戦したい。

釣れないルアー>釣れない餌釣りだなあ

最近ピーコック狙いばかりで釣り堀に全然行ってないがとりあえず当面の目標は40cmオーバーの青ピーコック釣って食べるということで雨が毎日降る面倒な季節にはなってきたが通い続けよう。

やっぱダム湖が楽しくてコスパもいい

コメント

  1. ツアート より:

    相変わらずフットワーク軽いですね
    全部仕事中に読んでますw

    私は約2か月マレーシア出張で
    ようやくインドネシアに戻ってきましたよ

    ダム湖での釣りやりたいですね
    トーマン、ピーコック釣りたいです

    またよろしくお願いしますね

    • azemichitanbo より:

      コメントありがとうございます!!

      二カ月の国外出張とのことで、お疲れ様でした。

      雨が降る季節にはなりましたが、最近私は2週に一回くらいのペースでダム湖に行っておりますのでまた御時間あればお声掛け下さい、是非一緒に行きましょう!!

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