カリマンタンから帰ってきて早1週間、ロスを感じているという訳ではないがジャングルが強烈過ぎて釣りはしばらくいいかな、という気分になっていた。
このブログもカフェを飲み歩くゆるゆる観光ブログに方向転換かなと考えていた矢先に中部ジャワへ出張することになった。

普段なら週末に仕事が終わったらその足で帰るのだが、久しぶりにジョグジャに行く予定が出来たので気分次第では休みに1日滞在を伸ばして旧友にでも会いに行きたい。

以前から新しい釣り堀がオープンしたという情報をインスタで見ていたので、そこに行ってもいいなと考えて釣り竿をスーツケースに放り込む。
パックロッドはこういう時本当に便利だ。カナリア68MLは前回折れてしまったので610Mだけ付属のケースに入れているが、このケースはパックロッドなら3本は余裕で入る。青いケースもあるが、黒のほうが断然作りがしっかりしていて見た目も気に入っている。

そんなこんなでいつも通りコロナ検査を受けて列車のチケットやホテルを手配してGOだ。



ジョグジャは観光に全振りした都市の為にコロナ禍で観光客が激減した昨今、廃業や倒産ばかりと聞いていた。
世界遺産の遺跡も未だ閉鎖されており、悪いニュースばかりだったが、夜にコーヒーが飲みたくなってマリオボロ通りに立ち寄った際にその変貌ぶりに驚いた。

馬鹿なっ!これがマリオボロ通りだと!?
なんかもっとこう、薄汚いのごった煮で怪しさ満点のドブ臭い所だったはずっっっ!

道を舗装していたのは過去に見ていたが既に完成しており、オシャレな街灯も増えて明るい。近代的な店も増えている。しかもドブ臭くない。なんならいい香りがする。

過去に5年住んで昼飯食いに通っていたこともあり、マリオボロがこんな姿に変わっていることに月日が流れたことを実感する。

地元に久しぶりに帰ったらジャスコがイオンモールに変わっていたような郷愁の思いを感じながらも3日間の出張はあっという間に終わった。フォローになるかは分からないが一応働いてはいる。
せっかくなので休みは1日帰還を伸ばして久しぶりのジョグジャを堪能することにした。
Omah Kolam

というわけで行って来ました。昨年末にオープンしたOmah kolam pemancingan predator dan cafe
Omah(オマー)とはジャワ語で家、kolam pemancingan(コラム プマンチンガン)は釣り堀、直訳するとウチの怪魚釣り堀カフェだ。
グーグルで調べた瞬間にベリーダ持ったイカツイ兄ちゃんの写真が出てくる。私としては食い付かずにはいられない釣り堀だ。

釣りに興味がある友人を誘ってみると結婚式に出るので2時間くらいしか出来ないが行きたい、と言うので車を出してもらう。
地図で見るより意外と遠く、中心部から40分ほど走った道沿いに目立つ看板の釣り堀が見えてきた。
普通釣り堀は辺鄙な所の田んぼの合間とかにあるのだが、ここは道路の真横にあった。

出来たばかりということで凄く綺麗だ。釣り池は他の怪魚釣り堀に比べて小さいが色々と入っているらしい。




受付で支払いをして釣り開始だ。ここのシステムはルアー禁止、餌持ち込み禁止。つまりここで提供される餌しか使用出来ない。
※2022年に餌の持ち込みはOKに変更、生餌も持ち込み出来る。
事前に聞いた時にそりゃつまらないな、と感じていたがベリーダを釣りたいが為にやってきた。

2人で3時間分、約¥800を支払うと餌も用意してくれる。正直餌使うなら生き餌を泳がせたいが、これを使うのがルールになっている。貸し竿も¥200程で借りることが出来るが今回は2人とも持ち込みだ。

早々におじさんが貸し竿に餌を付けて魚が掛かったものを友人に渡していた。私が1人で来ていたらこんな露骨な接待は無かっただろう。

でたわね、コロソマ。沢山いるの?って聞いたら300匹入っていると誇らしげだ。そんなに放流しなくていいぞ。

スタッフさんが付きっきりで二馬力の友人は絶好調だ。当たりが無い私の横で立て続けにまた魚が掛かっている。今度のはナマズっぽい引きだ、竿をのされてかなり苦戦している。

このサイズでも竿をのしてくるのね、スタッフさんも写真を撮りまくっている。ちょっとジェラシーを感じてきたが楽しんでくれているようでなによりだ。

走った瞬間にあ、レッドテールだ。と分かる力強いトルク、コロソマのような瞬発力は無いがひとっ走りするだけで池の端まで糸を引き出される。
Lembah gunung kujangの方がサイズは大きいが70cm程のレッドテールが2匹釣れてきた。

使用タックルはいつものFinch カナリア610Mとカルコン200、PE3号にリーダー40ld、針と餌のみのぶっ込み釣り。
この池にはコロソマとレッドテールの他にトーマンやアリゲーター、ベリーダが放流されているようだ。
ベリーダ釣りたいんだけど、と尋ねるとスタッフさんが練り餌じゃないと釣れないと言うのですぐに練り餌に変える。放り込んですぐ、フォール中に糸が走る。

何となく分かっていたが練り餌には速攻でコロソマが食ってくる。しかも針を練り餌の中に隠しているとコロソマがリーダーごと噛んで切ってくる。
こりゃワイヤー組んどかないといけないなと準備が甘かったことを後悔する。

あっと言うまに時間は過ぎ、友人が帰る時間になった。2時間はやはり短い、友人を見送ってとりあえず3時間分支払ったので時間いっぱいは釣りをするがコロソマが釣れただけだった。

土日は21:00まで営業しており、夜行性のベリーダを釣りたいなら夕方以降がいいらしい。
※2022年現在は営業時間が毎日22:00までに変更済み
料金はやたら安いし、このまま帰還の夜行列車の時間まで粘ってもいいのだが最初から1人と違って途中から1人になるとちょっと物寂しい。

ワイヤー仕掛けじゃないと糸切られまくりそうだし、また次の機会があればリベンジしよう。West lake Jogjaよりコロソマ以外が釣れる期待値が高そうだから今度からはこっちにする。ベリーダが釣りたいんだ、結局のところ。

- 釣り料金、時間で変化、終日で約¥1,000(竿毎)
- 貸し竿 ¥200
- ルアー禁止、餌持ち込みOK
- バーブレス原則
- ワイヤーリーダー推奨、(コロソマ対策)
- ジョグジャ中心部から約40分
- 釣り堀営業時間(平日) 10:00〜22:00
- 釣り堀営業時間(土日) 10:00〜22:00

さあ、時間が余ってしまったけどどこへ行こう。
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