7月になりようやく乾季に入って来たのか雨の頻度が減ってきた。
最近の週末は遠征釣行の準備を粛々と進めている。



針やリングを強いのに交換してさらに太いリーダー付けた状態でルアーがちゃんと動くか心配だったのでダム湖に友人とピーコックを狙うついでに試し投げ。


ダム湖の水位は全く減っていないが沖も陸側もピーコックを狙う釣り人でいっぱいだ。
こんなに釣り人がいるのはいまだかつて見たことが無い、バス釣り全盛期の野池並に人が入っている。
ピーコック食い尽くされるんじゃないだろうか。


ちゃんとルアーが動くのも確認出来たので後は細かい物を買って遠征の時を待つばかり。
去年は雨にしこたまやられたが、今年は天候に恵まれるといいな。

そんな中週末に出張で中部ジャワに移動する予定が出来た。
普段なら当日の早朝に駅へと出発するのだが、出発日は早朝からバンドン市内でマラソン大会が行われる為に道路が封鎖されて混雑が予想されるから早く駅に来いとのこと。

乗り遅れるのはマズいので前日から駅近くに宿泊して備えることになった。
仕事の移動の為に週末の2日を費やすのは癪だが折角なのでバンドン市内で羽を伸ばそうと立ち寄ったのは映画館。

普段釣りや生き物のことしか書かないので触れてないが私はそれなりの頻度で映画館で映画を見ている。
インドネシアではホラー映画が超メジャー、いつ行っても2本くらいはホラーがある。

内容は玉石混交だが私はB級ホラーやサメ映画みたいなモンスターパニックに目がないのだ。
チケット代は普通の席なら大体¥500、リクライニングシートで観れるプレミアム上映でも¥1,500とコスパもいいのでモール行って時間余りそうだったら大体映画を候補に出している。

この日観たのはジュラッシックワールドの新作、あまり大作を観てない私も恐竜なら話は別だ。
しかし正直ここ最近の作品はあまり楽しめなかったので期待はしていない。
まあジュラッシックパークなんて恐竜出て来ていつものメインテーマ流れればそれだけでいいんだ…

ところがどっこい、ネタバレは出来ないが非常に楽しめた。めっちゃ怖かったし面白かった。
恐竜のCGも迫力が桁違いだ、久しぶりに映画館で手に汗握るスリルを味わった。

特に序盤から中盤くらいのハラハラ感が凄かった、心臓が掴まれるようにドキドキする体験は普段観ているホラー映画でも中々無い。
ラスボス恐竜の見た目とか割と雑な展開に突っ込み所も無くはないけど監督が変わってからのシリーズで間違いなく1番面白かった。

映画館を出た後も興奮冷め止まず、メインテーマが脳内でリピートされている。
恐竜、一目でいいから本物を見てみたいぜ…
…ところで恐竜って美味いのだろうか?

という訳でやって来たのは近くの中華料理屋、恐竜と言えば爬虫類、今まで市場とかで見てもスルーしてきた爬虫類を食べてみよう。人生何事も経験である。

グーグルでこの店では色々な爬虫類が提供されているのは既に分かっている、果たして美味いのだろうか。
カエルは昔食べて可もなく不可もなくといった感想、日本で食べたスッポンは死ぬほど美味かった。


とりあえずちゃんと食ったことないヘビとトカゲいってみよう、インドネシア語でヘビはUlar(ウラル)、ミズオオトカゲはBiawak(ビアワッ)と呼ばれている。
トカゲ全般はKadal(カダル)、ヤモリはCicak(チチャッ)というのでBiawakはミズオオトカゲを主に指す言葉となっている。

ちなみにカエルはKodok(コドッ)、亀はKura-Kura(クラクラ)である。
カエルも注文して爬虫類祭りにしようかと思ったがカエルだけやたら高かったのと一品あたりの量が多いということで止めておいた、ビビった訳では無い。

先に着弾したのはヘビのナシゴレン、これ何のヘビ?と可愛い店員さんに聞いてみるとUlar Sanca(ニシキヘビ)だと言う。
肉と肉だと重いので白米が欲しかったが二品プラス米は食い切れなさそうと判断して片方をチャーハンの具にする名采配。

10年以上前にコブラのフレークを一口食べさせてもらった時は臭くてあんま美味しくないと記憶していたが今回はニシキヘビか…
スラウェシの市場で沢山吊るされていたのを思い出す、毎年人も食べられているけど。

気になるニシキヘビの味はかなり美味い、クセも無くて旨みが強い。
食感は歯応えのある鶏肉とか干した魚といった感じか、チャーハンの具材として、肉として全く違和感無く食べられる。
これは普通に日常で食える食材だ、種類によっては臭みのあるやつもいるんだろうけど、ニシキヘビは美味いとはっきり言える。

ヘビは私が普段観ているYouTubeとかでも美味いという感想が多かったのであまり心配はしていなかった。
問題はコイツである、食ったことがあるという人の話を聞くに美味しいけどAmis(生臭い)と言っていたので不安が募る。

意を決して齧り付く、肉はかなりパサパサでしっかりと香辛料で味付けされていても噛み締める内に独特の風味が感じられる。
飼育小屋みたいな獣臭とも違う何とも言えない味、正直言って私は好みじゃない。

非常に美味しいと言われるグリーンイグアナは植物を主な食性とするがこのミズオオトカゲは肉食性、皆が臭いという肉の味はこの食性によるものか。
食感は鶏肉と言うより牛肉に近い気がする。
とりあえずパサパサしているので長く咀嚼する必要があり、苦手な味を長時間味わう間にダム湖とかで闊歩している姿が脳内でフラッシュバックされる。

量も多い、全然減らない。持ち帰りという手段もあるが持って帰ってもそこら辺のネコやドブネズミにあげる未来しか見えない。
それは流石に食材に申し訳ないので唐辛子ソースでヒタヒタにして水分を補ってナシゴレンと一緒に無心でかき込む。

久しぶりの強敵だった、途中リバースしかけたが唐辛子ソースで激辛にして自身の感覚を麻痺させることで何とか乗り切れた。
2、3切れだけなら多分あー、こんな感じね、うんイマイチ!という感想で終わったと思うが一皿は多過ぎた。

店を出て速攻でコンビニの甘いコーヒー買って口をリフレッシュさせるがまだダメージがかなり残っている。
ニシキヘビが美味しくて良かった、両方苦手だったら完全にノックアウトされていただろう。

しかし良い体験が出来た、今後もニシキヘビなら全然ウェルカムだ、むしろまた食べたい。
ミズオオトカゲは…次は遠慮したい…

コメント
ピーコック本当に人気ですね
船頭さんにも朝一ピーコックか?
いや、トーマンにしてくれ
って最近は毎回言ってます
9時ごろにはトーマン飽きてピーコック狙いますが
時間的なものか難しいですね全然釣れないです
赤いやつが毎回遊んでくれるので楽しめはしますけど物足りない
次回釣行は朝はピーコックにしばって
夕方トーマンにしようかなとか考えてます
コメントありがとうございます!!
ピーコック最近人気過ぎてまだ薄暗い時にポイント入っても既にオカッパリの人いっぱいいます。
私も狙い始めた頃は全然釣れませんでしたが感触掴むと毎回釣れるようになりました。
レッドデビルはフォールで食ってピーコックは水中の駆け上がりのとこを早めのアクションで巻いてると食う感じです。
今は水位高すぎて難しいですがまた機会があれば是非釣りに行きましょう!!