あっと言う間に年末が近づいてきましたがデモは収束しインドネシアも平常運転に戻っています。

なんだかんだで忙しくてしばらくは釣りに行く予定が無さそうなので過去の釣行を紹介。

今回のターゲットはマシール、ネパールなんかの南アジアに生息するどデカいゴールデンマシールが有名だがマシール自体は東南アジアにも大小複数種生息している。

そしてこの観光地の川では目の前に群がっているマシールに餌をやりながらコーヒー飲んだり飯を食う川床が並んでいる。

こんなんルアー投げたら爆釣ですやんと思ってしまうがここはあくまで観光地なので釣りをしてはいけない。

しかし1時間ほど離れた別の川では管理者に料金を払う必要があるものの釣りをさせてもらえる場所があるということでそこを目指す。

ここの川は外国人が土地を管理、漁師の漁を禁止して釣り人のみに解放している所謂管理釣り場である。
料金は10,000円と中々だがマシール釣れるならまあ一回くらいはいいかなと個人的には納得。

料金にはガイドさんの同行も含まれており、沢登りしながら魚がいる所をランガンしていく。

マシールは川のそこら中で泳いでいるのが見えている。
開始してすぐに同行者に良い型が上がり期待が高まる。

魚はめちゃくちゃいる、だけどめちゃくちゃ渋い。
かなり人が入ってスレているのか岩の裏側から飛び出してくるマシールもルアーを見て速攻で見切っている。
ガイドさんは木の下を狙えと言うが、木から落ちてくる木の実や虫を食べているようで上手くキャストが決まると着水食いしてくるも中々針掛かりしない。

向こう岸のキワキワにジャストでルアーが入るとやっと釣れるまさに点の釣り、キャストが下手な私にはハードルが高い。
苦戦してやっと手のひらサイズが釣れた、しかしマシールはマシール、何とかボウズを回避。

釣りの難易度も高いが沢登り初心者の私は川の横断や遡上に苦戦してしまう。
電化製品が入ったカバンはガイドさんが持ってくれたが何度か川の流れに足を取られてダイブを繰り返し心が折れそうになってしまう。


マシールって肉食のイメージあったけど雑食ということでガイドさんがくれたアブラヤシの実を付けると小さいマシールが大量に群がって来た。
キャッサバの葉っぱとかでも釣れるらしく、ガイドさんはソウギョ釣りの仕掛けみたいなものを投げていた。


沢登りに大苦戦して心が折れ気味の私とNさんを他所に山登りが趣味のJさんは大爆釣、普段から歩く習慣は大事だ。

さっき行った観光地の川では餌付けされた大量のマシールが乱舞していたのでもっとイージーかと思いきやそんな甘い話は無かった。
そして私にもついに良型が釣れたがガイドさんと私の2人きりで荷物は別の人が持って先行していたのでカメラが無く写真が取れなかった。
しかもガイドさんがルアーの針を外してくれている時に魚が暴れて指にトレブルフックが刺さってしまう。

ペンチもハサミも全て先行したガイドさんが持っていってしまっていたので急遽釣りは中断、結局これにて釣りは終了。

インドネシアで釣りをする時は大抵船に乗って船頭さん任せなので自分の足で歩く釣りの大変さを実感、流れのある水を歩くって本当に大変だ。
正直パプアンバス釣りよりこっちのがよっぽど危険で過酷である。

というわけで半日のマシール釣りは終了、期待した程の釣果は無かったが一応釣れたことは釣れたし、超しんどかったという強烈な印象は残った。
もう一回行きたいか?と聞かれれば沢登りの大変さに尻込みしてしまうが、もう少しやりようはあったなと心残りもある。

今年は年末にかけて忙しいし、乾季はどこにいったのかと思える程に雨が降りまくっているので釣り堀くらいしか行けないかもだけどまた何かあれば更新します。

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