遂にビザが出来た、出来たのだが有効化するのにまたインドネシアを一回出なければいけない。
マレーシアですらちょっと遠く感じる程面倒になってきたのでより近いシンガポールにしようと飛び立ったのは土曜日の朝。
一泊しようと前に泊まったことあるインドネシアなら絶対選ばないショボい安宿を見るとめちゃくちゃ値上がりしててバカ高い、そこで0泊1日の弾丸旅程が決定した。
今回はケチってスーツケースも無しということで釣具すら持って来ていない。
ジャカルタの空港でちらっと調べたらシンガポールの釣り堀は幾つか見つかったが普通に釣りが出来そうなのは二軒に絞られた。
覗いてみて良さげなら貸しタックル借りてちょこっとやってみよう。
D’ Best Fishing
空港から割と近く、24時間やっているというD‘ Best Fishingにやって来た。
普通に街中の公園内だがかなり広い釣り池だ。
早速受付に行ってシステムを聞いてみるがインドネシアに比べて超高い、こりゃ様子を見てみようと釣り池を回ってみる。
1番広いメインポンドは朝から昼過ぎ、昼過ぎから夜、夜から朝というセッション毎の価格でこの日は¥7,700、釣った魚は持ち帰りのシステムで魚の代金込みの価格だ。
結構釣り人がいるので釣れてる?と聞いて回ってみるがぼちぼちでんなという感じだ。
釣り池に放流されている魚はバラマンディ、マングローブジャック、レッドスナッパー、ゴールデンスナッパー、ポムフレット(マナガツオ)と海水、汽水系の魚となっている。
メインポンドの一画にショアキャッチポンドという小さな池がある。
ここは池の料金ではなく釣った魚の料金のみ、ファミリー向けの体験学習のような施設だ。
唯一のキャッチアンドリリースの池、あまり広くないがルアーも可能で入っている魚も大きいようだ。
やるならここしかないが気になる価格は3時間で10,000円、普段インドネシアでは高くても¥3,000くらいなので尻込みしてしまう価格だ。
メインポンドより狭いプロポンドは2時間おきに魚も放流されていて釣り易いようだ。簡単なのにプロとはこれいかに
魚は持ち帰りで料金は2時間¥5,000、3時間¥7,000、メインポンドより時間が短い分割高になっている。
うーん、貸しタックルはプレミアムポンドには対応してないし残念だけどここは退散かな。
街中にあるのでアクセスは割と容易だ、私は空港から直接タクシーで来たが高いのでバスやMRTを利用すれば安く訪問することが出来るだろう。
せっかくなのでもう一軒も覗いてみよう。
Fishing Paradaise Orto
D’ Best Fishingから20分ほどで到着したのはOrtoという複合施設内にある釣り堀だ。
※既に閉業しているようです。
レクリエーション施設とかカメだけを集めた動物園、結婚式場にレストラン、バーなど様々な施設が入っている。
場所は割と辺鄙なとこにあるので車を使うのが無難だろう。
釣り池はそこそこ広く、見た感じ悪くない。魚のライズも頻繁に見えているが釣れている所は確認出来ない。
受付で早速聞き込み、ここも24時間営業で料金は1時間あたり¥1,300とまだ良心的である。
ルアーもOKで釣れる魚はパールム、カイヤン、レッドテール、クラリアス、ベリーダ、スルタンフィッシュ、トーマン、パーカーホ、コロソマ、ピーコックバス、マングローブジャック、アリゲーター、ベリーダ、バラマンディ辺りが写真で確認出来る。
本当に釣れるなら中々のラインナップだ、餌もパンやエビ、ソーセージなんかを¥300-¥400で購入出来るとのことだ。
さっきのとこよりこっちのが好みだ、見てる感じ客は結構入っているが渋いのは何となく伝わってきた。
せっかくだし1時間くらいやるかと悩むが殆ど釣ったことある魚だし、気分が乗らない。
マイタックル無かったり疲れてたりで絶対釣りしたいって気分でも無かったのでここもスルー。
他にも小さい釣り堀や3時間で¥40,000のGT釣り堀とかグルーパーポンドもあるみたいだがあまり魅力は感じない。
野生のピーコックバスを釣る
シンガポールといえばマレーシアと共にピーコックバスが放流されて繁殖していることで有名だ。
都市内に点在する貯水池で釣れるらしいが殆どの場所で釣りは禁止されており、Googleで検索して出てくる釣りが許可されているエリアのみで釣りが可能とのことだ。
マレーシアで繁殖しているのは最大でも50cm程のモノクルス種だがシンガポールには最大種で80cmクラスにまで成長するテメンシス種も流入しているとのことだ。
シンガポールで釣りをするなら釣り堀に行くよりこっち狙った方がロマンがありそうである。
まあ、今回は釣具無いから無理なんですけどね。
そういう訳で金は無いがシンガポールのベタな観光地をフライトの時間まで巡ることにする。
分かってはいたが本当に物価が高い、日本より普通に高く思える。
道端で売っているジュースが¥500だったのでスタバ行っても同じだなとスタバ行ったらカフェオレが¥800した。
飲料水しかり飲み物が高いのは本当に困る。普段からガバガバ何か飲んでいる私には住みづらい国に違いない。
インドネシアの相場で考えてしまう頭になっているのであらゆる物がクソ高く感じる、なぜ同じ商品がインドネシアの2倍から5倍以上の値段で売っているのだろうか。
移動してきたのはリトルインディア、文字通りインド人のコミュニティが集まるエリアである。カレーを食べに来た。
移動したら周囲の雰囲気は一変しそこら中でスパイスの匂いが漂っている。人も観光客以外は完全にインド系ばかりである。
人の多い所はまず安全だろうが路地裏に入るとジャカルタのコタら辺みたいなヤバそうな雰囲気がある。夜はあんま来たくないな。
シンガポールの治安は良く知らないがこっちからちょっかい掛けたり日本人丸出しで人気の無い路地裏とかに迷い込まなければ大丈夫じゃないだろうか。どこもそうだけど人が多いところはスリには注意しないといけない。
多民族国家のシンガポールではチャイナタウン、アラブストリート、リトルインディアとその国の特色の濃いエリアが有り、観光地にもなっている。
宗教もそれぞれということで仏教寺院、ヒンドゥー寺院、モスクを各エリアで見ることも出来る。
兎にも角にも腹ごしらえ、適当な店に入ってナンとバターチキンカレー、タンドリーチキンを注文する。
これだよこれという味、日本でネパール人がやってるインド料理屋の味だ。超美味い。
何も考えずに頼んだら¥2,900もした。日本のランチセットより量少ないのに、やっぱり高えよ。
次にやって来たのはアラブストリート、観光客で賑わっている。日本人ツアー客とおぼしき団体もいた。
ここはお土産を買うスポットであり、香水やお香のアラビアンな香りが一帯を漂っている。
オリエンタルなアイテムの数々を見ていると欲しくなるが後で困るパターンだろう。
シンガポールでショッピングといえばこのアラブストリートが鉄板だが、目抜き通りのオーチャードストリートやマーライオンのあるベイエリア付近は高級ブランドが立ち並ぶエリアにもなっている。
釣具屋が二軒あったので立ち寄ってみる。品揃えはやはり海寄りだ。
欲しいのも結構あったが針は機内持ち込みだとまずボッシュートされてしまうので我慢する。
シンガポールで釣りするならどこがいいんだ?と聞いてみても二軒共Googleで調べろと言われた。
機会があればピーコックも狙いに来てみたいがやはり釣り許可エリアの把握とそこまでの足を準備することが課題となるだろう。
まだ夜のフライトまで時間はあるので色々覗いてみよう。
ここはまあ外せないだろうというベイエリアにやって来た。
シンガポールの代表的なランドマークはやはりマーライオン、そしてそこから見えるマリーナベイサンズ。
マリーナベイサンズの後方には10年前に出来たガーデンズバイザベイが新たな観光地として賑わっている。
ちょうどクリスマスシーズンということで凄い人だ、フラワーパークとかもあるが全部入ると¥5,000とかするので¥1,000払って有名なスーパーツリーグローブだけ見に行く。
クリスマスイベントを毎晩やっているらしく普通に入るのは売り切れていた。
ツリーの上に登って吊り橋から周囲を見渡す、本当に凄い眺めだ。
イベントが終わったらささっと帰りたいがやはりマーライオンは一応見ておこう。
ちょっと遠いが歩いてマーライオンを目指す。
今回一日だからとSIMを買わなかったがやはり電波は必要だ、Grabあればもっと楽だっただろうなと思うことばかり。
タクシーが中々捕まらないしやっと捕まったと思ったら何度も断られた、Grabに駆逐されて滅びればいいと思う。
色々とスケールがデカい、シンガポールの旅行は新婚旅行とかで奮発してボーナスぶっ放してマリーナベイサンズに泊まって贅沢しまくるぜぐらいの覚悟が無いとその魅力を堪能出来ないだろう。
貧乏旅行には向かない国という感じだがいつか家族が持てるなら覚悟の準備をしてから贅沢をしに来たいとは思う。
ここら辺の夜景は圧巻だ、時代の最先端を感じるが時折生えている椰子の木が東南アジアであることを思い出させる。
40分程歩いてマーライオンに到着、シンガポールは3回目だがなんとなく毎回来ている。まあシンガポールってこれくらいしか思いつかないからね。
これにてシンガポール観光終了!
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