釣具屋、それは釣り好きにとっては至高の空間。あれも欲しい、これも欲しいと財布の紐を緩ませる商品で彩られている。そう、日本ならね。
インドネシアの釣具屋は沢山ある、あるのだが大半はこんな感じだ。鯉の餌に混ぜるエッセンスの独特な匂いが鼻をつく。
店番のオッさんは奥で寝ていた。折角寄ったので何か使えるものは無いかと見てみるが欲しいものは無い。リール売ってんの?と聞くと奥から引っ張りだしてきた。
冗談みたいな名前だがKyotoはインドネシアではそこそこ有名なメーカーだ。竿もルアーもワームも出している。そして本当かは分からないが10個もベアリングが入っているらしい。ハンドルノブが完全にネズミに齧られているが、中々シルキーな巻き心地だ。これで¥2,000くらい。
このようにインドネシアの釣具屋には日本では見かけない釣具がいっぱいある。名前は日本風だが、ネーミングセンスが独特なので一目でわかる。
色々と突っ込み所がある製品が並ぶ中、1番に目に止まったのはFujitsuのリールだ。あまりに直球だったので本当に本家かと思ってググってしまったがそんな訳がない。ちなみにチーム富士通で検索するとバスケチームが出た。
中々パンチが効いているが、なんでどれもこれも10個もベアリングが入っているんだ、これもうステラじゃん。値段も¥3,000と意外と高い。
ちょっと欲しい。FUGUはメーカー名らしく、ネットで調べると色々と種類があった。
流石にシマノやリョウビになると値段が一つ抜けている。しかしなんちゃって日本語製品が本物の日本メーカー製品に上手く溶け込んでいる。
きったないぬいぐるみも何故か売っていた。ルアー全然無いしもうここはいい、街の大きな釣具屋に行こう。
SHIMANOの看板が眩しい。ここはジャカルタのAneka Raya Pancingの支店なのでタックルはかなり良いものを置いている。しかしやはり日本製は割高でルアーも少ない。
謎日本語のオンパレードである。何となく言いたいことは分かる。店員さんにこれ日本製じゃないよと教えたら驚いていた。
ベイトリールもたくさんあるが右ハンドルがかなり少ない。もうずっと右ハンドルだから今更左には変えられない。
ルアーも店頭で買うことはほとんど無くなり、今は釣具は全てTokopediaというオンラインショッピングで買っている。しかし買わないと分かっていても立ち寄ってしまう。釣具屋は不思議な空間だ。
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